
フィンランド発のスポーツウォッチ「スント(Suunto)」を展開するSUUNTO Japanは5月13日、ランニングに特化した新モデル「スント ラン(Suunto Run)」の発売を開始した。「スント」はダイビング向けの最上位モデル「スント オーシャン(Suunto Ocean、139,800円)」を軸に、アドベンチャーウォッチとパフォーマンスウォッチを展開しているが、「スント ラン」はOSをゼロから設計しており、ランニングに欠かせない機能を搭載したランナーのための実用的な時計だ。
まず、「スント ラン」は36gと軽量で、ベルクロのストラップを採用しており、着けている感覚を忘れるフィット感だ。高精細なMOLEDディスプレイは、夜間のランニング中でも操作性に優れている。インターフェイスもフィンランドらしいソリッドなデザインに仕上がっており、ヴィヴィッドなライムやオレンジ、ブラック、グレイの4色展開。
機能面では、自分の目標ペースを設定しガイドするゴーストランナー機能や、トレーニング後に走行ルートの確認ができる高精度のGNSSナビゲーション機能が搭載されている。心拍計も備えており、心身にどれだけの負荷がかかっているか緻密に計測してくれる。また、ランニングだけではなく、ボクシングやヨガ、筋力トレーニングなど34種類のスポーツモードを搭載しており、クロストレーニングを通じた総合的なフィットネスの向上もサポートする。ランニングのビギナーでも使いやすく、またプロランナーでも満足できる充実した機能と言える。
SUUNTO Japanは同日、フィンランド大使館で「スント ラン」の発表会を開催した。発表会に登壇した駐日フィンランド大使のタンヤ・ヤースケライネンは、「創業者のトゥオマス・ヴォフロネンは、フィンランドの自然を愛し、山にも行き、自然を開拓するためにスントのような優れた製品を作りました」と話し、駐日大使として来日する際には「スント」を購入したという。
また、SUUNTO Japanのカントリーマネージャー、西山和宏氏は、「スントはフィン語で『方角』を意味しています。『冒険はここから(Adventure Starts Here.)』というメッセージの通り、スントは高い山から深い海までお使いいただけるスポーツウォッチです」と語った。
「スント ラン」は、デイリーモードで最長12日間のバッテリー容量で、スマホなしで音楽を聴ける音楽再生機能付き。価格は43,890円、全国の家電量販店、公式ECサイトで販売中。