米大手企業におけるマーケティングオートメーション導入はCMOの戦略

米国大手企業において、CEOやCFOをはじめとするCクラスの役職者の中で、もっとも在任期間が短いのがCMO(チーフマーケティングオフィサー)であり、2年を切る期間での交代があるとも言われている。

短期間で前任者とは異なる戦略を提示し、その成果をあげなければならない米国系企業のCMOは、ビッグデータの利用のみならずマーケティングオートメーションの導入にも、きわめて積極的であると言われている。このような背景からも、米国では短期間でマーケティングオートメーションの導入が進んでいるのだ。


国内企業における先進マーケティングツール導入の現状

ところが日本市場での状況は若干異なる。その違いの一つとして挙げられるのは、多くの企業にCMOというポジションが設置されておらず、マーケティング部門はそもそもビッグデータ解析のためのDWH(データウエアハウス)導入の予算も持っていないということだ。

よってマーケティングオートメーションのような先進ツールを、IT部門に先行して導入するイニシアチブを持つマーケティング責任者はきわめて少ないのが実情である。

はたして、データビジネスとCRMで既に先進的な地位を確立しているオラクルが、日本国内でいかに効果的なマーケットオペレーションを展開できるかが、大いに注目されるところだろう。(ZUU online 編集部)

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