古いHPはない方がマシ?

小澤:ええ。工作機械と同じで、HPも2、3年ごとにメンテナンスしなければいけません。社会情勢などによっては、作りかえる必要だって出てきます。作ってそこでお終いではなく、日々HPの管理を業務の一環に組み込んで欲しいです。例えば、HPを作ったのに、mailの受信設定が自社で一向にできず、無駄に日数を要してしまう企業なども一定数あるのです。HPのお問い合わせが機能していないのですから、なんのために作ったのかという話にもなります。

竹安:でもそれって、例えば製造業とかだと、案件がHPからの流入がほとんどないので、HPで売り込みをする必要が殆どないということも関係しますよね。既存クライアントからのご紹介だけで仕事が成り立っている幸せな世界の人達、大勢いるじゃないですか。そういう人達はその幸せな輪から抜け落ちない限り、必要性を理解できないでしょうね。

―でも、これからの世の中はわからないですよね。中小企業には依然として厳しい環境ですし。大手から仕事を切られる企業は増えています。だとすると、切られて初めて必要に迫られ、HPに力を入れる、と。HPをリニューアルする企業は大きな仕事が失くなったのかという穿った予測も立てることができたりして……。


では、これからのIT活用に関しては?

山名:FacebookやLINEみたいに「みんなやっているからやらざるを得ない」という環境になれば、小規模事業者でもIT活用が進むのかもしれないですね。例えば「このシステムを使わないと取引できません」って商流になれば、導入せざるを得ないのかなって。

渡辺:先ほど山名さんも話されていましたが、IT導入の効果やメリットがわからないから活用が進まないのだと思います。弊社の存在意義は、わからないことをわかるにさせてあげることだと思っています。そうした文脈上で、IT活用を必要とする方達が、何でも相談できる「IT業界のドラえもん」になりたい!

小澤:お、おう。……でも、とりあえずこの人に聞けば何でもわかるって、コーディネーター的な窓口が明確になると良いんですよね。実は、先ほどお話しした何度やってもメールの受信設定ができなかった企業は、結局ドラえもんならぬティースリーさんに依頼をして、たった5分で設定を完了したんです。やっぱり、時間を有効に使うためにも、プロの手は借りた方が良い。

渡辺:社内にIT専門者を置くことは難しいでしょうから、外注をうまく活用して欲しいですね。

竹安:中小企業には既に、クチコミなどお客様を引っ張ってくる入口があると思います。今あるものを変えようとするのではなく、入口をもう一個増やす感覚でITを活用すると良いのではないでしょうか。一言にサービスと言っても、常にトレンドに合わせて変えるフロントのサービスと、本質的なサービスや自社らしさを出すバックのサービスがあると思います。フロントのサービスはトライアンドエラーでどんどん試してみると良いです。「お試しIT」の感覚で気軽に試して、IT活用の効果を実感できると良いですね。

―上手く纏めて頂き、有難うございました。

***

小峠: ?…

……

………って、

小峠:え、終わりですか? 私、殆ど発言していない!

川田:私もですよ!

―す、すみません。IT推進派と苦手組との白熱のバトルを、という設定に無理がありました。インタビュアー加藤の設定ミスです。お詫びと言ってはなんですが、紙幅が尽きるまで、PRをどうぞ……。

小峠:……なんか納得がいかないけど、……じゃあ、アロマリラクゼーションサロンrapportでは、身体の内側から綺麗になる腸の『美活』を推進しています!『薬膳スムージー』のレッスンなども開いています。ぜひ来てください!

HPはこちらです→http://rapport-ebisu.jp/

(ただいま、4月6日現在リニューアル中とのこと!)

一同:WEBがわからないと言いながら、とてもおしゃれなHPじゃないですか(笑)

小澤:まぁ、このHPは弊社が作っているのですけれどね。

一同:おお!さすが。なんだか、小澤さんに持って行かれちゃったな(笑)

川田:そうですね。では、弊社も告知を─

―川田さん、ごめんなさい。文字数が! ─トメ

(ZUU online 編集部 提供: Biglife21 )

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