近年の貯蓄から投資への流れに乗って、株式のキャピタルゲイン狙いではなく、株主優待狙いの個人投資家が増加してきています。
そこで、ここでは
株主優待を期待した投資の有用性と注意点
についてみていくことにします。
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①注目の株主優待銘柄
株主優待は、現在多くの上場企業が実施していますが、中身は企業によって様々です。自社製品や自社のサービス利用時に使える割引券のように、当該企業の事業に関する優待もあれば、事業内容とは全く関係のない物を優待としていることもあります。
自社製品
を優待としている人気企業としては、カゴメ(2811)や伊藤ハム(2284)、ダイドードリンコ(2590)、4℃ホールディングス(8008)、タカラトミー(7867)等があり、業種も様々です。
また、
割引券
を優待としている人気企業としては、全日本空輸(9202)や
日本マクドナルドホールディングス(2702)
、JR各社(東日本9020、西日本9021、東海9022)等が挙げられるでしょう。
事業内容とは関係のない物
のうち、比較的多い例としては、エア・ウォーター(4088)や東建コーポレーション(1766)のようにお米を優待としている企業も見られます。
このように株主優待の中身は多様であり、自らが貰って嬉しい物を優待としている企業も存在すると思われるため、株主優待についても調査してみる意義は十分にあると思われます。