IFA 2008 Consumer Electronics Trade Fair
(写真=Thinkstock/Getty Images)

大手総合電機メーカーの東芝 <6502> が粉飾会計疑惑で揺れている。

企業は確定申告の関係上、事業年度終了の翌日から2ヶ月以内に決算発表を行う必要がある。また東芝が上場している東京証券取引所においても、決算発表は45日以内に行うのが適当としているが、東芝は決算発表を期限である5月末から6月以降に延期すると発表した。また、5月13日には、12年3月期から14年3月期の営業利益、累計500億円強の下方修正する見通しを発表した。

また、決算発表の延期は株式市場にも影響した。11日、東芝の株価は急落し、前日比80円安のストップ安で取引を終え、12日には年初来安値をつけている。

東証一部に上場しているような上場企業であれば、健全経営を示す上でも期日厳守は当然ともいえる。また、この期限に合わせて監査法人の監査を受けているのが通常だ。監査法人、東京証券取引所、そして決算開示情報を扱う金融庁、それに投資家。決算発表を待つ人は多い。東芝が決算発表を期限内にできない理由は何なのだろうか。


東芝に何が起きたのか

東芝の発表によれば、14年3月期でのインフラ工事の際に不適切な会計処理が行われたことが4月に判明。この原因究明と修正作業のため、決算発表を延期するとしている。
具体的にはインフラ関連の工事において、関連子会社で工事に関わる総原価を適正な金額よりも過小に見積り、工事損失が計上されないような操作が行われていたとされる。さらにこれ以外にもまだまだ追加で調査する必要があるとして、第三者委員会の設置を発表した。