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(写真=Thinkstock/Getty Images)

食品や飲料、その他の消費財関連商品のグローバルビジネス展開が急速に進むなか、国を超えて短期間で大きな成果を発揮するスポーツマーケティングが改めて注目されている。
多くの商品やサービスを提供する企業のグローバルなマーケティングは、物の売買から、顧客との関係づくりへとシフトしている。また、単なる利益追求や顧客創造だけでなく、スポーツがより深い社会的価値を提供することを目的に、マーケティングを積極的に活用する時代が訪れようとしている。とくに国や言語を超えた訴求効果という点で、スポーツマーケティングはきわめて秀逸な手法となる。


錦織選手支援等で日清食品の好感度が大きく向上

今世界の注目を浴びるテニスの錦織選手を起用している日清食品のスポーツマーケティングが、大きな成果をあげている。国内からのスタートだが、CMなどのクリエイティブに錦織本人を起用するほか、カップヌードルでサイン入りラケットの当たるオープンキャンペーンを実施し、新規のファンとの共感作りを実現しはじめている。

また錦織選手の起用は、自社のペイドメディアにおけるプロモーションのみならず、大きなテニスの試合で同選手が活躍するたびに日清食品に所属していることが報道されるため、その露出効果の金銭的価値は非常に大きい。さらに広告キャラクターとしてだけでなく、若手のテニス選手を応援する日清食品の企業姿勢そのものが、好感度向上にも大きく寄与しており、企業の社会的価値の向上にもつながり始めている。


英国プロサッカーチーム[マンU]の活用もスタート

日清食品が本格的にスポーツマーケティングを開始したのは2014年、つまり直近のことだ。しかしすでに海外では、英国プロサッカーチームであるマンチェスター・ユナイテッドとスポンサー契約を締結している。同時に海外での販売商品については、パッケージにもマンU商品を展開しており、好調な販売を記録している。
スポーツマーケティングの手法としては、大会に協賛する方法と選手やチームを支援する方法の2つがある。日清はその両方を活用しながら、消費者からのり深い共感を得ることに注力しているという。