すき家「深夜営業再開」に不安の声、問題の根本的解決はできたのか-507x330

(写真=Thinkstock/Getty Images)


すき家が深夜営業再開

牛丼チェーンすき家を運営するゼンショーホールディングス は2015年1月23日、フードコートなどを除くすき家の全店舗で6月末までに深夜営業を再開すると発表した。理由は、深夜営業のための人員が確保できたからだという。

当初は3月末の再開をめざし、結果的に6月にずれ込んだが、これで再スタートを切ることができた形になる。しかしこれで、問題の根本は本当に解決されたのだろうか?


不名誉な「ブラック企業大賞」

日本の外食産業の雄ゼンショーホールディングスは、すき家以外にも、ココスジャパン、なか卯などを有している。一方でゼンショーは、従業員に過重な労働を強いる「ブラック企業」とのイメージが強い。作家や弁護士や大学教授などで構成される「ブラック企業大賞企画委員会」でも、2012年と2014年に不名誉な「ブラック企業大賞」を受賞している。筋金入りである。

すき家についても、深夜帯の1人勤務など過重労働が取り沙汰され、夜は1人で営業するいわゆる「ワンマンオペレーション(ワンオペ)」と呼ばれる勤務体制が問題となっていた。

この問題も影響してか営業に必要なアルバイトが確保できないなどの理由で、同社はすき家、全国約1,900店舗のうち昨年10月時点で1,254店の深夜営業を休止した。

そしてこの深夜営業休止や牛肉価格高騰などが響いて、2月10日に発表された2014年4〜12月期連結決算では最終損益が25億円の赤字だった。4〜12月期で最終赤字を計上するのは1997年の上場以来初めてとなったことからも、営業停止の影響の大きさがわかるだろう。