LINE,フードデリバリーサービス,高級料理

11月20日に無料対話アプリを運営するLINEとその子会社のLINE Bros.は、フードデリバリーサービスを開始した。

ご存知のようにLINEはチャットやインターネット電話などが爆発的にヒットし、国内のみならず海外にも多くのユーザーを抱える企業だ。LINEの特徴といえば、気軽なコミュニケーション機能が、とくに若者を中心に人気を集めている。そのLINEが高級料理のフードデリバリーサービスを行うと聞くと、にわかには信じ難い組み合わせだ。

LINEが新しく提供するフードデリバリーサービスにはどのようなビジネスモデルで、LINEの強みはどのように活かされ、そしてビジネスの狙いどこにあるのだろうか?


LINEが提供する新サービスとは?

LINEが最初に提供する新サービスは、高級料理のフードデリバリーサービスだ。名称は「LINE WOW」。コンセプトは「WOWな体験をあなたに」。ドキドキ、ワクワクなWOW(ワオ)体験を人々にお届けする、という意味のようだ。

フードデリバリーサービスと聞くと、ピザなどがイメージされるが、「LINE WOW」が扱うのは高級料理店のプレミアム弁当だ。「秋本」(麹町)、「ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー」(広尾)、「おざき」(麻布十番)、「小熊飯店」(千駄ヶ谷)、「二戀」 (広尾)、「とり喜」(錦糸町)の6店舗の有名店が「LINE WOW」でしか食べることのできないプレミアムランチを提供する。どれもこれもミシュランで星を獲得するなど高級店ばかりで、秋本の「共水うなぎ うな重」は4700円、二戀の「二戀謹製 四季菜弁当」は6500円、ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴーの「フレンチフルコースBOX“Solo”」は1万円と、どれもこれもランチというには超高級な品揃えだ。


LINEの強みはどこに活かされているのか

LINEが新しく始めた「LINE WOW」は、完全予約制で、さらに数量限定。日時とメニュー、支払い方法などを入力すれば注文が確定し、当日は配達状況やデリバリースタッフの位置をアプリでリアルタイムで確認しながら待つことができる。スマホアプリで気軽に注文が可能で、かつ移動中の状況も把握できてしまう点はいかにもLINEらしい強みを活かしたサービスといえる。

その他LINEはもちろんのこと、FacebookやTwitterとの連携も強化するなど、多様な情報発信のあり方もLINEの強みを活かしている。ランチの価格帯から見ても、LINEの最も大きいユーザー層である若者ではなく、もっと上の年齢層へアプローチし、LINE本体の利用者を増やす狙いも見てとれる。


今後のサービスの展開は?

「LINE WOW」は現在東京の渋谷エリアでのみサービスの提供を行っているが、今後はサービスを順次拡大していく予定だ。さらにはメニューの拡充や配達時間の拡大、ジュースやスイーツなどへも広げる見通しだという。

10月に行われたイベント「LINE CONFERENCE TOKYO 2014」では、決済ビジネスやタクシー配車、デリバリー、音楽サービスなど新サービスを次々に発表している。

LINEの狙いは、デジタル領域から生活領域への進出だ。「LINE WOW」は、その第一弾としてスタートした。現在はクレジットカードでの決済となるが、今後は「LINE PAY」という独自の決済サービスとの連携も図る。「LINE WOW」が今後どのような広がり方をするのか、要注目だ。

(ZUU online 編集部)

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