市場調査を行う富士経済は5月20日、タッチパネルの世界市場を調査を公表し、静電容量式タッチパネル市場は2019年に向けて金額ベースで、2014年の約115%に拡大するとの見通しを明らかにした。

同社の発表によれば、タッチパネルの「需要の中心はスマートフォン向け」。中国や東南アジア、インドなどの新興国におけるスマートフォンの普及が進むとの見通しから、タッチパネルの需要も拡大するとみられている。ほかにも、「ウェアラブル端末向けの新規需要や、車載ディスプレイへの抵抗膜式から静電容量式への移行などにより、市場の活性化が期待される」と同社は見通しを語った。

また、同社の調査結果によると、2014年年の市場はスマートフォン向けが拡大し、数量ベースで、前年比19.4%の成長を見せた。他方で、「中国スマートフォンメーカーのローエンドモデル拡充により端末は低価格化し」、金額ベースでは前年比で11.1%の拡大に留まった。

ほかにも、同調査結果は、タッチパネルは需要拡大と共に、低コスト化に加え、低抵抗化や薄型化、視認性の向上、パターン不可視化など、品質に対する要求も厳しくなっていると指摘。ガラスセンサー型から軽量・薄型・低価格化が図られたフィルムセンサー型へ移行が進み、さらにはカバーガラス一体型、インセル型、アウトセル型など方式間の競争もアh夏至さを増している。

なお、「スマートフォンと共に需要をけん引していたタブレット端末向けは、需要が減速しつつある(富士経済)」とのことだ。(ZUU online 編集部)

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