親や祖父母の資産形成ではなく、あくまで子供の進学や就職等の資金であること
こうした資金の運用は実質的には親がやるとこになるが、子供名義でその枠を使って運用するという名目的なものではなく、最終的に当事者の子供に資金が渡ることが重要である。
そのために18才になるまでは原則払い出しができない形になっているわけだ。それだけに長期投資で妙味をもつものを選択していくことが重要となるのは言うまでもない。
未成年が実際に投資体験をすることも可能に
このジュニアNISA口座を利用して、子どもに株式投資を体験させる家庭も増加することが予想される。経済や社会に興味を持ち、視野が広がることが期待できるため、この機会に子供自身に投資を通じて多くを学ぶことも重要だ。
未成年口座は証券会社各社で細かな条件が異なる部分もあるが、親権者が既に口座を持っていることや、先物・信用取引は行えないなどの条件は横並びである。未成年口座の目的については、資産譲渡、相続税対策、金融リテラシー教育、本人の資産形成など、さまざまなメリットが考えられるため、現実的な目的にあわせて証券各社の条件をよく確認してから選択することが重要となる。
ともあれ、子供のときから投資に対する知見を蓄え、自分なりの投資法を身につけることは極めて大切だ。日本もいよいよ自己責任で個人が本格的な投資を行う時代がやってきている。未成年の若者が投資に興味をもつことは社会的にも非常に意味があるだけに、ジュニアNISAの広範な利用が期待される。(ZUU online 編集部)
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