LGBTを傷つけ追い込む5つの差別的言動

どのような言動が彼らを傷つけ、職場での居心地を悪くしてしまうのだろうか。

◆「男か女か、どっちなのか」「男(女)ならば〇〇すべき」など性別のステレオタイプに基づいて発言する

「女性らしくしろ」「男性らしくしろ」もこれに当たり、見かけや言動が固定概念から離れると言いがち。「スカートを履け」「化粧しなさい」「髪を切れ」などの発言もこれに当たる。「おかま(ゲイ、レズ)じゃないのか」との差別語も使われる。

◆性的マイノリティーを笑いの対象にする

TVでも観るようなノリで、言動が「そっち系(あっち系も同義)っぽい」と嘲笑の対象にする、カミングアウトした人をからかう、いじめるなどの言動で傷つけている。「ホモ」「おかま」「オネエ」などの言葉は差別的な呼び方ととらえられる。

◆性的マイノリティーを気持ち悪いと言う

性的マイノリティーをひとまとめにして公言するのは差別にあたる。

◆「結婚はまだ?」「早く結婚しろ」「どんな異性がタイプ?」など結婚・恋愛に関することを聞く

女性に対していつ結婚するのかを尋ねるのがセクシュアル・ハラスメントになるのと同じだ。LGBTの人たちにも同様。何気ない恋愛に関する質問でも非常に苦痛に感じるという。

◆同性とつきあっている、トランスジェンダーであることなどを理由に解雇に追い込まれることがある

入社面接で正当に評価されなかったり、入社後に「辞めてほしい」と言われたりするケースが日本では実は起こりうる。

前出の虹色ダイバーシティと国際基督教大学の調査によれば、職場での差別的言動や自分の性に関するストレスによってLGBT当事者の40%が睡眠障害を抱え、28%がうつにかかっているという。

性的にはノーマルであっても、心身の病気、妊娠・出産、家族の介護などで自分もいつ職場のマイノリティーになるかはわからない。知らず知らずのうちにLGBTを傷つけ、追い込んでしまっているこれらの言動、今日から改めていきたいものだ。(ZUU online 編集部)

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