12月7日、「2015-2016 日本カー・オブ・ザ・イヤー」の最終選考結果が発表され、「マツダ 新型ロードスター」がみごとに受賞した。年末に向けてのこの時期に数々の表彰が発表されている。以下では、普段あまり聞きいたことがないであろう「○○・オブ・ザ・イヤー」10選を紹介したい。


ベストチーム・オブ・ザ・イヤー

「ベストチームオブザイヤー」とはベストチーム・オブ・ザ・イヤー実行委員会が主催し、その年に最もチームワークを発揮し、顕著な実績を残したチームを「いいチーム(11月26日)」に表彰するもの。「多様性、異質性を持つチームワーク」が成果につながると発信、チームワークの認知向上と理解促進のため開催されている。

一般部門では、世界初の視線追跡型VRを開発したFOVE開発チーム、Pepperプロジェクトチーム、なでしこジャパン、北陸新幹線金沢開業チーム、ラグビー日本代表チームなど、いずれも今年話題に上がったチームが受賞した。


リビング・オブ・ザ・イヤー2015

「リビング・オブ・ザ・イヤー」とは、高齢者住宅経営者連絡協議会主催で、高齢者住宅の品質・安全の向上、業界発展のために、最も優れた取り組みをしている高齢者住宅に表彰されるもの。高齢者住宅の発展のためにはもちろん、一般の多くの方々に知ってもらう機会をつくることにも意義があるという考えのもとに行われている。

一次審査の書類審査、二次審査のホーム見学審査を通過した7ホームが最終審査の日経ホールでの公開プレゼンテーションに参加した。大賞ホームを受賞したのは福岡県の社会福祉法人櫟会特別老人ホーム「くぬぎ苑」。


イノベーター・オブ・ザ・イヤー

「イノベーター・オブ・ザ・イヤー」とは、日本の医療分野におけるイノベーションを讃えるプログラムのこと。日本の健康・医療政策の推進及び健康寿命に革新的な成果を挙げた人物に与えられる。

受賞したのは、医療法人社団鉄祐会理事長の武藤真祐氏。武藤氏は以下の3つの成果を挙げている。1つ目は在宅医療にICTを導入、2つ目にICTを活用した情報共有システムを構築したこと。そして高齢者の包括的な生活情報をICTデータベースに集約、分析し適切な個別支援を実現した。


パーツオブザイヤー

「パーツオブザイヤー」とは株式会社カービューが運営しているサイト「minkara(みんカラ)」のみんカラユーザーによって投稿されたパーツレビューの内容に基づいて決定されたランキング。カービューが独自に意見・感想・動向をまとめている。

3500メーカー5万商品の中からパーツ部門ごとに決定されている。カーケアのワックス部門の第1位はSurlusterのマンハッタンゴールド、シャンプー部門の第1位はSurlusterのカーシャンプー1000。バッテリー部門第1位はPanasonic のBlue Battery caosなどが受賞。


サービスオブザイヤー

「サービス オブ ザ・イヤー」は小売業の基本である「おもてなし」の実態を把握することを目的としたもので、日本の小売業763社、2145店舗の調査を株式会社商業界が調査している。セルフセレクションの完成度、接客環境、接客スキル、会計対応、クレンリネス、再来店意向の6項目を基準として選定。

「すべては品質から」をスローガンに素材・機能・ファッションを高い品質で提供するコナカ <7494> が総合グランプリを受賞した。


ふるさと名品オブザイヤー

ふるさと納税制度が浸透してきたことで、地域の名品が再注目されている。「ふるさと名品オブ・ザ・イヤー」は地域の将来を支える名品とその市場開拓を支援する表彰制度、内閣府の後援も得て地域の活性化を生み出していくことを目的としている。

雑誌、新聞、旅行事業者などの地域の名品を取り扱う23の事業者が地域に眠る名品と取組を発掘・表彰する。2015年12月13日現在は募集中。発表は2016年以降となる。


くるみパン オブ・ザ・イヤー

くるみは、植物性オメガ3脂肪酸のα-リノレン酸を多く含み世界的に注目されている。「くるみパン オブ・ザ・イヤー」はカルフォルニアくるみ協会主催の日本で一番人気のくるみパンを決定する人気投票コンテスト。グランプリは敷島製パン株式会社のPASCO SPECIAL SELECTION くるみのカンパーニュ。


2015年農家・オブザイヤー

「農業オブザイヤー」とは、農業界の将来を担う人々がお互いを称えあい、消費者から最も多くの「おいしい」をもらった生産者を表彰する場のこと。年間を通じて消費者からの反響数が多かった生産者を受賞候補者として選出、年間消費者の声とウェブ上での消費者投票をもとに受賞者を決定。2014-2015年の最高金賞はまゆみ農園(熊本県)のたつやのにんじん。


半導体・オブ・ザ・イヤー

「半導体オブザイヤー」とは、電子デバイス産業新聞の中で紹介された新製品の中から3つの部門それぞれを表彰するもの。開発の斬新性、量産体制の構築、社会に与えたインパクトなどが審査の基準とされる。

半導体デバイス部門からはソニー株式会社 <6758> の積層型CMOSイメージセンサーExmor RS 第2世代品。半導体製造装置部門からは株式会社SCREENセミコンダクターソリューションズの立体構造を持つ電子デバイスに対応するレジスト塗布装置。半導体用電子材料部門からはエレメントシックス株式会社のGaN on Diamond ウエハー 4インチが受賞した。


ファンド オブ ザ イヤー

投資家であれば知らない人はいないであろう「ファンドオブイヤー」は、投資信託の評価機関であるモーニングスターが国内の追加型株式投資信託を対象に優れた運用実績とマネジメントを持つファンドを選考した賞のこと。2015年度の発表は2016年に行われる。2014年度は最優秀ファンドと優秀ファンド合わせて41ファンドが受賞した。 (ZUU online 編集部)

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