Google,ロボット
(写真=HPより)

Googleが買収からわずか3年で、米ロボット開発企業ボストン・ダイナミックスを売却する意向であることが複数のメディアによって報じられた。売却先の最有力候補にはトヨタやAmazonの名前が浮上している。

売却の理由として、今後数年間における収益の見込みの低さや、ロボット開発プロジェクト「レプリカント」についての内部争いなどが挙げられている。

ボストンのエクゼクティブには歓迎されず

Googleは2013年、市販可能なロボットを開発するという野望のもと、複数のロボット開発企業の買収に乗り出した。四脚ロボ「Big Dog」やヒト型ロボット「Petman」などを生み出したボストン・ダイナミックスは、その際Googleに新しく設けられたロボティックス部門に吸収される形となった。

しかし内部の事情に詳しい関係者によると、ボストン・ダイナミックスのエクゼクティブ達はGoogle側の技術者との共同開発に乗り気ではなく、買収直後からトラブルが続発していた。その結果プロジェクトは難航し、設立当初の目標であった「2020年までに商品を完成させる」というレベルに到達するにはほど遠い--とGoogleが見切りがつけたものと推測されている。

またレプリカント・プロジェクトがGoogleの親会社、アルファベットのリサーチ・グループ「Google X」の管轄下で進められていたにも関わらず、ボストン・ダイナミックスは完全に蚊帳の外というスタンスを強いられていたことが、確執をさらに押し広げたようだ。Googleは今回の報道に対し、堅く沈黙を守っている。

売却先の最有力候補として挙げられているトヨタとAmazonからも、正式なコメントは一切発表されていない。しかしトヨタは人工知能研究所、トヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)を1月に米国で設立し、ロボットカー(自動運転車)の開発に向けて人工知能(AI)を用いたロボット技術を求めている。

一方Amazonも倉庫作業の効率化を図る目的で、ロボットの採用を検討していることから、Googleにとっては願ってもない買い手となるはずだ。(ZUU online 編集部)

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