SNS,LinkedIn,
(写真=Thinkstock/Getty Images)

「グローバル人材になりたい」「海外案件を今後増やしたい」そんな声をしばしば若手社員あるいは30代の中堅社員からもよく耳にする。

今後、ボーダーレスなプロジェクトがより一層増えることは間違いないため、海外現地もしくはクロスボーダー案件に意欲的になる事は良いことだ。しかし実際、海外現地で自らコネクションを増やし、案件を取ってくる“真の”グローバル人材はまだまだ不足しているのが現状。

そこで今回NY在住マーケターが海外、特に欧米圏でのビジネスにおいて効果的なSNS・LinkedInの使い方を紹介する。

海外ビジネスの基本を知る

海外でビジネスをするにあたって非常に重要なのが“Reference(リファレンス)”。自らのコネクションを使って特定企業の方を紹介してもらうことだ。これは日本でも勿論重要だが、アメリカではこの有無でかなり物事の進み方に違いが出る。

特に、“忍者がいる”国ジャパンから来たベビーフェイスの男性が相手なら、なおさら信用を得るためのReferenceは必須である。

提案があれば意思決定の権限を持つ人を紹介してもらう。マネジメントクラスとのコネクションをより増やし、精度の高いReferenceを得る事がまず交渉成功への第一歩だ。

海外ビジネスの潤滑油であるLinkedIn

海外でのReferenceを得るために重要なのがLinkedIn(リンクトイン)。簡単にいえばビジネス版Facebookである。

タイムラインではビジネス関連の記事をシェアし、商談やネットワーキングパーティーで知り合った方と”connect”つまりFacebookでいう友達申請を行う。コネクション数は基本的に公開されており、日本人であればどの程度海外でビジネスをしているかがおおよそ分かる。

数は重要ではないが、あまりに少ないと同サービスの真の良さを享受できないため、まず100 connections(100人とのつながり)を目指そう。一定数増えて来るとしばしばリクルーターから申請が来るが、将来的に転職の相談が出来る可能性もあるため、こういった機会もぜひ大切に。コネクションも不要なものがあれば定期的に整理するのがオススメだ。
日本人であっても名刺交換をしたらまずはLinkedInで検索しよう。留学経験や海外ビジネス経験があればきっと検索ヒットするはずなのでconnectしておくといい。また海外ビジネスでFacebookフレンドになる事は基本的に勧めない。

活用法1 : 新規開拓案件はLinkedIn経由でコンタクトする

例えば、アメリカ国内企業A社に営業をかけたくても誰も繋がっていない。そんな時はテレアポではなく、LinkedInでA社を検索し提案先に適した部署の方を探す。そこで重要なのはまずは共通のコネクションを持つ人を探す。運良くそういった人がいれば、共通の知人からReferenceをもらおう。

いない場合でも、思い切ってConnect申請をし、メッセージで簡潔に提案内容を記載する。実際このような方法でも経験上、返信率は50%以上と決して悪くはない。返答が得られたら、相手もしくは適切な担当者を紹介してもらう。ミーティングかテレカンファレンスをセッティングして提案機会を作ればいい。

この返信率はプロフィールの充実度、connection数などで大きく変わるため、できる限りそこを意識しよう。この様にLinkedInを活用できれば、新規案件開拓時の成果に大きな違いを出せるのだ。

活用法2 : 特定コミュニティーに参加し貴重な情報入手

LinkedInには数多くのビジネスコミュニティーが存在する。そこではコミュニティーテーマに沿ったクローズドかつ最新の情報を得られる事がしばしば。単純に海外現地情報をニュースメディアから得るだけではなく、同じビジネスフィールドで動く仲間達のコミュニティーで得られる情報の一次性、そしてその価値は非常に高い。活用する人々の情報把握量やそれを生かすスピードは無視できないはずだ。

活用法3 : 職務履歴を最新版にUpdateし転職活動利用

就職・転職サービスの要素も強いLinkedIn。海外では人材募集要項にLinkedInプロフィールリンクを貼る事も珍しくない。また同サービス内での人材募集やリクルーターによるヘッドハンティングも盛んに行われている。

最近では日本国内においてもリクルーターや大手企業の人事担当者がLinkedIn経由でアプローチしてくる。そのため、職務履歴を最新版にしておく事でオファー数も増え、人事関係者と直接やり取りが出来る点が魅力的だ。

グローバル案件に携わりたいのであれば、LinkedIn上で希望ポジションへ応募したり、あるいはここでもReferenceを得て人事担当者に直接コンタクトを取ったりする事が非常に有効だ。そもそもグローバルに活動するユーザーが多い同プラットフォーム上だからこそ得られる転職機会も少なくない。

グローバルに活躍したい気持ちがあれば、まずはLinkedInを始めてそのメリットを最大限活用して動いてみてはいかがだろう。きっとあなたの仕事、あるいは将来キャリアにいい影響をもたらすはずだ。(Matt Masui、NY在住のマーケター)

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