外貨預金,ドル不足
(写真=Thinkstock/Getty Images)

枝豆、オクラ、かぼちゃ……旬の食材は美味しいだけでなく、身体にも良いとされている。

金融商品にも旬があるのをご存知だろうか。IT、ヘルスケア、バイオ、ロボットといった「テーマ型投信」はある意味、旬のものと言えるだろう。そして、いま私が考える旬の金融商品が「メガバンクの外貨預金」である。

メガバンクの外貨預金が美味しい

メガバンクのWebサイトを見てみよう。そこには「米ドルキャンペーン」として、外貨定期預金の金利が1年で1.0%と提示されている。しかも、預入時の為替手数料は0円だという。

1年で1.0%の金利が、どれだけ美味しいかピンと来ない人もいるだろう。現在メガバンクの定期預金金利は期間・金利を問わず0.01%だ。もう少しリスクを取って個人向け国債を購入したとしても、期間を問わず利率は0.05%でしかない。

米ドル建て債券と比較しても優位性高い

外貨預金には為替変動リスクがある。またペイオフ対象外であり、円建ての金融商品と単純に比較するのはフェアとは言えない。

そこで米ドル建ての債券と比較してみよう。あなたが証券会社で米国債を購入しようとすれば、購入時には円を米ドルに交換し、売却時には米ドルを円に交換する必要がある。証券会社によって手数料はまちまちだが、おおむね片道で1ドル当たり50銭が必要だ。前述のメガバンクのキャンペーンはこの点でも優位である。

また、途中解約の可能性についても考慮する必要がある。たとえば、円安が進行すれば、為替差益を得るために途中解約を検討する場面もあるだろう。外貨預金は、途中解約したとしても米ドルベースで元本割れすることはない。

しかし、米ドル建ての債券ではそうはいかない。為替が円安に動いたので、途中解約しても利益を出せるとは限らない。米金利が上昇すれば、為替がドル高(円安)となる一方で、債券価格が下落することにもなりかねないからだ。米国の利上げがマーケットで大きな注目を集めている現在、米金利上昇(債券価格の下落)は差し迫ったリスクと考えられる。

以上が、私が考えるメガバンクの外貨預金が「美味しい理由」である。