「歴代米大統領IQランキング」が発表され、IQ170という高さを誇るジョン・クィンシー・アダムズ第6代大統領が首位に輝いた。

「IQアンド・ザ・ウェルス・ネーション」による2013年の統計によると、米国の成人の平均IQは98。日本は105、最も高い香港では107となっている。米歴代大統領のIQと比較していみると、「大統領に必要なのはけっして頭脳だけではないが、やはり頭脳も重要」ということになる。

しかし頭脳が必ずしも教育と連結しているというわけでもないようだ。ワシントン大統領やビューレン大統領などを含め、20人中4人が大学教育を受けておらず、バラク・オバマ第44代目大統領まで総体的には13人が高卒や独学を積み重ね、米大統領にまでのぼりつめた。

3分の1強が名門大学ではなく、独自の環境で知性に磨きをかけたという事実が非常に興味深くもあり、勉強の苦手な者にとっては心強くもある。その反面、各大統領の様々な功績を振り返ると、やはり人並みの知性や裁量では一国を統率できないことは一目瞭然だ。

「知性を磨く」という言葉があるが、知識や経験を吸収するとともに思想や見解を深め、常に革新的な発想に到達するための努力をおこたらないことで、国家を率いる者としての資格が与えられるのかも知れない。

このIQ指数はカリフォルニア大学デービス校のディーン・シモントン教授が歴代米大統領の手記や伝記を分析し、それぞれの知的レベルを測定したものだ。公式なIQテストの結果というわけではないためあくまで予測の域にとどまるが、各大統領の知的レベルを知るには十分有効だろう。

最も知的な歴代米大統領20人 リンカーン大統領からクリントン大統領まで勢ぞろい

20位 ジョージ・ワシントン(第1代目)132.5
19位 マーティン・ヴァン・ビューレン(第8代目)133.4
17位 ラザフォード・バーチャード・ヘイズ(第19代目)133.9
17位 ウィリアム・ヘンリー・ハリソン(第9代目)133.9
16位 フランクリン・ピアース(第4代目)134.8
15位 ミラード・フィルモア(第13代目)136.0
14位 ジョン・テイラー(第10代目)136.2
13位 フランクリン・デラノ・ルーズベルト(第32代目)139.6
12位 エイブラハム・リンカーン(第16代目)140.0
11位 ジェームズ・マディソン(第4代目)141.3

9位 チェスター・A・アーサー(第21代目)141.5
9位 ジェームズ・ガーフィールド(第20代目)141.5
8位 セオドア・ルーズベルト(第26代目)142.3
7位 ジョン・アダムス(第2代目)142.5
6位 ジミー・カーター(第39代目)145.1
5位 ウッドロウ・ウィルソ(第28代目)145.1
4位 ビル・クリントン(第42代目)148.8
3位 ジョン・F・ケネディー(第35代目)150.7
2位 トーマス・ジェファーソン(第6代目)153.8
1位 ジョン・クィンシー・アダムズ大統領(第6代目)168.8

(ZUU online 編集部)

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