10月31日はハロウィン。今年も例年通りハロウィン当日はにぎわいそうだ。ハロウィンの楽しみ方も多様化しており、スイーツを美味しく食べる人もいれば、コスプレして繁華街で盛り上がる人もいるだろう。そして今年は特にハロウィンを楽しむ人が多くなりそうな予感がある。
ここでは2016年のハロウィンがどうなるのかについて見ていくこととしよう。
ハロウィンに興味がある人は6割近く
世間のハロウィンへの興味・関心度合いは高い。マクロミルが今年10月上旬に調査したところでは、興味・関心がある人の割合は59%となった。またハロウィン商品・サービスへの消費しようと予定している人は64%もいる。またハロウィンイベントに参加しようと考えている人も増えている。この消費者心理に反応して、ハロウィン商戦も過熱化すると予想される。
ただし一人あたりの予算は平均で5000円だ。どれに消費するかは消費者次第だろう。消費者の楽しみ方に合わせたサービスの供給が求められるといえる。
そこでより細かいハロウィンイベントの予想について衣食住に分けて見ていくこととしよう。
ハロウィンを「衣」で楽しむタイプ
ハロウィンと言えば「コスプレ」が最近の流行りである。何かしらのハロウィンキャラクターに仮装をして、街中で楽しむ人が多い。前出の調査によれば3割近くの人が仮装を予定している。
ハロウィンは元来、子供たちが魔女や吸血鬼に仮装してお菓子をもらう催しだ。コスプレするということは、原点に忠実だとも言えるのかもしれない。
なおコスプレは大きく3つのタイプに分かれるだろう。
1つ目が定番キャラタイプだ。量販店で買える魔女や狼男等の衣装に着替えて楽しむタイプだ。ライト層とも言える。自分らしさを演出するために、少しだけ違いを取り入れる工夫等も見られる。
次に流行キャラタイプだ。今年流行ったキャラクター等に仮装するタイプである。認知度が高く、人目を集めやすい特徴を持っている。もしかしたらPPAPで一躍有名になったピコ太郎氏の恰好をしたコスプレイヤーがいるかもしれない。
最後にヘビー層だ。コスプレ衣装を自分で手作りして楽しむ猛者である。キャラクターこそ定番のものもいるが、傷口をリアルに作ったりと凝った演出をする。自分で作る方が安かったりするメリットもある。
ハロウィンを「食」で楽しむタイプ
食の角度から見れば、ハロウィンといえば「かぼちゃ」だともいえるだろう。これも原点に忠実で、欧米ではかぼちゃの中身をくり抜いて飾っている。
ただし、日本ではわざわざかぼちゃをくり抜いて飾る人は少ないようだ。むしろ、かぼちゃで多いのは「スイーツ」として食べる人たちだろう。実際、調査結果を見ても約5割の人たちがスイーツを購入するとしている。
毎年、ハロウィン時期のかぼちゃスイーツは根強い人気がある。だからこそ、企業からすると激戦を繰り広げなければならない。
また、最近ではハロウィングッズも多数販売されるようになっている。ハロウィン商戦に挑む企業は、同じ業界だけでなく、ハロウィングッズを販売する異業種ですら競合になっていると言えるだろう。
なお、消費者としては企業がハロウィンに対して積極的になってくれると、楽しみの幅が増えて嬉しい限りだろう。
ハロウィンを「住」で楽しむタイプ
最後に衣食住の「住」だ。これも原点で言うならば、子供たちは近所のお家を訪れる風習がある。そして「トリック・オア・トリート」と言ってお菓子をもらうのだ。
日本ではむしろ、イベント会場やテーマパークといった場所がハロウィンムード一色に変わっている。そしてイベントスタッフがハロウィンの催しを開催しているのだ。
自分がコスプレ衣装などに着替えなくても楽しめるから、一定の人気などもある。逆に、コスプレできる場所もあり、仲間と盛り上がることもできることもある。
また飲食店などでも、ハロウィングッズを飾って、ムードを提供しているところもあるようだ。こうしたお店ではハロウィン限定のご飯を用意している場合もある。
ハロウィン時期にお店に入ったら、店内がハロウィンの装飾をしていたなどといったケースも多い。
このように空間を提供する企業もハロウィンムードを作っている。そのため、ハロウィンは様々な業界で盛り上がっているとも言えるだろう。
ハロウィンはなんだかんだ盛り上がる
2016年のハロウィンの予想について見てきたがいかがだっただろうか。結論から言えば、今年もハロウィンは盛り上がると予想できる。そして様々な業界でハロウィンにちなんだ商品・サービスを提供するだろう。
なお、余談ではあるが個人的には「Doodle(グーグルのロゴ)」がどんなデザインになるか気になるところだ。(吉田昌弘、ライター)
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