カー・オブ・ザ・イヤー,人気車
(画像=Webサイトより)

2016-2017年の日本カー・オブ・ザ・イヤーの第一次選考会により、全35台のノミネート車の中から最終選考会に進む、以下10台の10ベストカーが選出された。

スバル インプレッサスポーツ/G4、トヨタ プリウス、ホンダ フリード/フリード+、日産 セレナ、BMW M2 クーペ、アウディ A4 シリーズ(Sedan/Avant/allroad quattro)、ジャガー F-PACE、アバルト 124 スパイダー、メルセデス・ベンツ E クラス、ボルボ XC90だ。

今年は12月9日に決定するが、どの車がカーオブザイヤーを受賞すると予想するだろうか。今回はカー・オブ・ザ・イヤー候補車選出と過去の歴史について考えてみたい。

どうやって選ばれるか メディア関係者が選考委員

日本カー・オブ・ザ・イヤー(Car Of The Year Japan)は1980年に創設された。その目的は日本のモータリゼーションの発展とコンシューマーへの最新モデル及び最新技術の周知である。

現在の運営は、一般社団法人の日本カー・オブ・ザ・イヤーが構成する日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会が行っている。

選考対象車は前年の11月1日から当年の10月31日までに日本国内で発表された、年間販売台数500台以上の乗用車で、60人を上限とする選考委員によって選出される。実行委員会は自動車の雑誌や自動車関係の記事を扱う一般雑誌、放送、Web媒体などで構成されている。各媒体からの代表者である実行委員と、その実行委員の推薦を受けたモータージャーナリストなどが選考委員となり、クルマを選んでいく。

選考委員は、車好きなら名前を聞けば「ああ、あの人ね」と分かるような有名なジャーナリストがたくさん名を連ねているのを見てもわかるとおり、日本の自動車業界では最も影響力のある賞の一つだろう。

今回の10台は選考委員によって 選ばれた第一次選考の結果であり現在最終の受賞車を決めている最中だ。各選考委員には25点の持ち点があり、対象車10車(10ベスト)のうち5車に配点する。そのうち最も高く評価するクルマに対して、必ず10点を与える。ただし、10点を与えるクルマは1車だ。何人の選考委員によってこの10点がえられるかどうかが勝負の分かれ目となる。

歴代の受賞車

第1回のカー・オブ・ザ・イヤーは、ファミリア 3ドアハッチバック(東洋工業・現マツダ)、次の年から順にソアラ(トヨタ)、カペラ/テルスター(東洋工業)、シビック/バラード(ホンダ)、MR2(トヨタ)、アコード/ビガー(ホンダ)、パルサー・エクサ/ラングレー/リベルタ・ビラ(日産)、ギャラン(三菱)、シルビア(日産)、セルシオ(トヨタ)と、第10回まで続く。

最近5年は古い順に、リーフ(日産)、CX-5(マツダ)、ゴルフ(フォルクスワーゲン)、デミオ(マツダ)、ロードスター(マツダ)となり、どの年を見てもある程度は納得のいく受賞車ばかりではないだろうか。

ただし、比較するならば、設立当初より現在の方が、各メーカーの技術も格段に進歩し、選択肢が増えてきたおかげで、意見が割れるかもしれない。

これまでの受賞車の台数では3位がマツダの6台、2位がトヨタの8台(レクサスを含めば9台)、そして1位は11台の受賞をしてきたホンダである。ホンダはシビック、アコード、フィットなどでたびたび受賞を果たし、カー・オブ・ザ・イヤーにはたいへん強い。

反対に、スバルは意外にもレガシィで過去一回しか受賞したことがなく、今年もインプレッサが10ベストに入っていることからも、カー・オブ・ザ・イヤーではこれから伸びてくる存在だと思われる。

インパクトの強かった受賞車

これまでの印象的な受賞車をピックアップするならば、まずは1997-1998のトヨタ プリウスだろう。「21世紀に間に合いました。」の印象的なキャッチコピーとともに燦然と輝きながら我々の前に姿を現した世界初の量産型ハイブリッド車は、その後の日本の自動車産業のあり方を大きく変えた一台として、まさにカー・オブ・ザ・イヤーにふさわしいものだったと思う。

そして、2013-2014では、歴代で初めてとなる輸入車、フォルクスワーゲン ゴルフが受賞を果たした。MQBというモジュールによる開発手法、運転の楽しさと環境性能を両立させた一台として評価され、373点のホンダフィットをはるかに凌ぐ504点という高得点でジャーナリストたちの心を掴み、圧倒的な強さを見せたのだった。それまで当然のように日本車が受賞していた慣習を覆し、今後のクルマ作りのベンチマークとして評価されたゴルフは素晴らしい。

初代プリウスを契機として、マツダのディーゼルエンジン日産リーフのEVなど、最近では新しい技術に対する受賞の感度が高くなっているように思う。昨年では、イノベーション賞として、テスラのモデルS P85 Dも受賞している。そのように考えると近い将来、自動運転の技術が搭載されたクルマが受賞することは間違いないだろう。

12月9日の決定までは、何が獲るのか予想し合うのもクルマ好きにとっては楽しいひとときだ。(高橋大介、モータージャーナリスト)

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