海外旅行,為替手数料
(写真=PIXTA)

師走に入り今年も残すところあとわずか。1年働いたご褒美に海外旅行に出かける人も多いだろう。JTBの年末年始の旅行動向調査によると、海外旅行を計画している人は、前年比3.3%増の64万6000人と3年ぶりに増加した。旅先でグルメ、ショッピングを満喫しながら、日ごろのストレスを発散したいところだが、気にかかるのは為替の動向。

米大統領選でトランプ氏が勝利してから、為替市場では円安が進行し、海外旅行を控える旅行者にとっては喜べない状況だ。円安に振れてしまった今、両替にかかるコストに着目して、手数料を少しでも抑えて、お得に日本円から外貨に両替できる方法を取り上げる。

銀行は外貨専用窓口をチェック、宅配サービスも

両替の準備にあたって、真っ先に思い浮かぶのは銀行だろう。為替レートは、銀行同士の取引で用いる「インターバンクレート」と、顧客向けの「カスタマーズレート」の2種類があり、インターバンクレートに両替手数料を上乗せしたものがカスタマーズレートとなる。テレビのニュースなどで伝えられる為替レートはインターバンクレートとなっている。

メガバンクであれば、全国のネットワークも充実しているほか、取り扱う外貨の種類も多い。しかし、その分、手数料は割高となっており、1米ドルを両替するのに3円程の手数料がかかる。しかし、同じ銀行でも、両替する窓口で手数料は変わり、外貨両替を専門に取り扱う窓口では両替手数料が1ドルあたり30銭安くなる場合があり、銀行での両替の際は、外貨専門窓口の有無をチェックしたいところだ。

日中は忙しくて銀行に行けないという人という人の強い味方となるのが外貨の宅配サービス。例えば三井住友銀行なら、ネットから24時間申し込みが可能で、14時までに手続きすると、当日発送となる。また、午前・午後・夜間の時間帯の指定も受け付ける。取り扱い金額は1万-30万円までで、配送料は1万-3万円が1200円、3-8万円が600円(いずれも税込)、8万円以上は無料だ。両替手数料は1ドルあたり3円、1ユーロあたり4円に設定している。また、ゆうちょ銀行も同様の宅配サービスを提供しており、3万-30万円の注文が可能で、配送料は一律無料となっている。

銀行より割安の手数料は? 金券ショップ、FX?

銀行より両替手数料を低く抑えたいときに利用したいのが金券ショップだ。手数料は1米ドルあたり2円と、銀行より1円ほど割安に設定されている。金券ショップ大手の大黒屋では、銀行の窓口が閉まった後でも、店舗で両替が可能だが、店舗によっては、外貨の在庫が少ない場合もあるので、多額の両替をする際は、注意が必要だ。また、金券ショップもインターネットでの配送サービスも手掛けており、大黒屋の場合、配送料は全国一律700円、50万円まで両替の注文を受け付ける。

銀行、金券ショップと比較して格段に外貨両替の手数料が抑えられるのがFX(外国為替証拠金取引)会社だ。FXと聞いて、レバレッジやリスクが高く、尻込みしてしまう旅行予定者もいるかもしれない。しかし、FX取引をせずに、外貨両替だけを目的に利用することも可能だ。例えば、FX業界大手マネーパートナーズの場合、両替手数料は1通貨あたり一律で20銭。取り扱い通貨は、銀行や金券ショップと比較すると少ないが、米ドル、ユーロ、英ポンド、スイスフラン、韓国ウォン、中国元と日本人の主要な旅行先の通貨をカバーしている。

マネーパートナーズのサービスでは、オンラインで日本円から外貨に両替した後、成田・羽田・中部国際、関西国際の4つの空港で受け取ることができる。空港の店舗での受け取りには手数料500円が別途必要。また、両替した外貨をマネーパートナーズが発行する海外プリペイドカード「マネパカード」にチャージし、海外のATMから両替した通貨を引き出せるほか、ショッピングの際にデビットカードのようにチャージした外貨から代金を引き落とすことも可能だ。

外貨両替の際に利用するFXだが、口座開設や維持・管理費は無料となっているが、事務手続きにかかる時間を考慮しなければならない。マネーパートナーズの口座開設は最短で1日、さらに空港での外貨受け取りサービスには最短でも4日必要となるため、手数料が割安に浮く分、事前の準備が求められる。

旅行までの日数を考慮して、それぞれのスタイルにあった方法で外貨両替をしたいところだが、せっかく手数料を抑えて両替した外貨も、旅先で余って円に戻そうとすると、再び手数料がかかってしまう。両替の際には、手数料とともに、旅行の期間中の予算を見積もることも重要だ。(ZUU online 編集部)

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