賃貸物件の退去時に敷金以上の出費をした経験がある人も少なくないようだ。こうした失敗は「とある行為」をしておくだけで防げる可能性があるという。無駄な支出を避けるためにも、引っ越し上手になるためのポイントを押さえるとしよう。
退去時のトラブル上位に「敷金で補えない経済的な負担」
賃貸物件の仲介や管理運営などを手掛けるハウスメイトパートナーズは2017年4月中旬、男女1,000人に対して「引っ越し時のトラブル経験」に関するインターネット調査を実施した。この結果、賃貸物件の退去時に「失敗・トラブルを経験がある」と答えた割合は全体の42%にものぼった。
具体的なトラブル内容をのぞいてみると「敷金が戻ってこなかった(31%)」や「入居時からあった傷・汚れの修繕費を請求された(27%)」といった、経済的負担に関するものが上位を占めている。その他のトラブルには「退去申請・手続きに時間を要した(25%)」などもあり、アクシデントの内容は様々あることが分かる。
さらに本調査では別の切り口からも質問を投げかけており、「経済的な影響が生じたか?」も報告している。結果としてはトラブル経験者のうち65%の人に経済的な負担が生じており、その金額は5万円以上が38.8%となっていることが判明した。
ただでさえ引っ越し時には何かと出費がかさむものだ。それにもかかわらず「敷金が戻ってこない」「退去費用が発生している」のは非常にもったいないので、経済的な負担を抑えるための工夫が必要になってくる。