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FXはギャンブル的な要素があるとか、参加者の9割が負けて市場から退場してしまうと言われる投資ですが、しっかりと基礎を勉強し、適切な資金管理、トレードルールの遵守、メンタルコントロール、そして実践を行えば確実性の高い投資となりえます。
(本記事は、風神氏の著書『京大院生が考えた「
毎日10分で月10万円稼ぐ」副業FX
』ぱる出版(2017/5/23)の中から一部を抜粋・編集しています)
「9割」の人がFXで負ける理由
なぜ、9割の人がFXで負けるのか。それにはいくつかの理由があるのですが、ここではそのうちの1つの理由を日常生活に関わる分かりやすい例で説明しましょう。
私は、気象予報士の資格を持つ気象の専門家でもありますが、近年の技術進歩に伴い、天気予報の技術、予測精度は着実に向上してきています。
皆さんも日常生活の中で、日々の天気予報はだいたい当たっているという印象を受けていて、毎朝出かける前にはテレビ等で天気予報をチェックし、傘を持っていくかどうかの判断をされている方も多いのではないでしょうか。
それでも、皆さんも実感されているように天気予報は外れることもあります。晴れの予報であったのに突然の雨に降られたり、雨の予報であったのに全く雨が降らなかったという経験をされた方も多いと思います。
気象の専門家としての立場から話をしますと、天気予報として当てやすい天気と当てにくい天気があるのです。
低気圧が日本を西から東に進むような場合には、比較的予報が当たりやすいのですが、梅雨時期の停滞前線の動きは予測し辛いため、梅雨の時期の天気予報は難しいです。
また、近年増加傾向にあるゲリラ豪雨も、どこかで豪雨がある可能性というのは事前に把握できることが多いのですが、豪雨が起こる場所を正確に予測することは2017年現在の天気予報技術では難しいというのが現状です。
天気予報の例で、当たりやすい天気、当たりにくい天気( 分かりやすい天気、分かりにくい天気) があることを紹介しましたが、FX取引を行う市場( 為替市場) にも値動きが分かりやすい相場と、分かりにくい相場があります。
ノルマが課されている機関トレーダー等は、先行きが分かりにくい相場状況のときにも取引をしなければならないことがありますが、私たち個人投資家は、分かりやすい相場状況のときのみポジションを持てばよいのです。それを意識せずに、自分が取引を行えるタイミングで常にポジションを持ったり、相場状況を把握せずにやみくもに取引を行うために、FX取引を行う人の多くが負けてしまうのです。
FXが他の投資や副業よりも優れている7つの理由
私がサラリーマンの方や主婦の方の副業としてFXをすすめるのには、いくつかの理由があります。私が考える【FXが他の投資や副業よりも優れている理由】は主に以下の7つです。
・土日を除いて、24時間いつでも取引ができる
・相場状況によらず、どのようなタイミングでも取引ができる
・少ない資金から始められる
・流動性が高く、不正が極めて困難
・インターネット環境さえあれば、どこでも取引ができる
・取引にかかる手数料が極めて安い
・利益が出たときの税金が安い
これらについて、順に説明していきましょう。
(1)土日を除いて、24時間いつでも取引ができる
サラリーマンの方にとって、24時間いつでも取引ができるのは、大きなメリットとなります。日本株の株式取引の場合、基本的には市場が開いている朝9時から15時までの間しか(先物等を除いて)取引ができません。
(2)相場状況によらず、どのようなタイミングでも取引ができる
FXと似た取引である、外貨預金との比較で考えてみましょう。外貨預金は日本円を外貨に替えて、一定期間預け入れることで、その金利差に応じた利子と、値動きによる差益を受け取る取引です。日本円を外貨に替えることしかできないため、円を売って、外貨を買う取引となります。
(3)少ない資金から始められる
あとの節で詳しく紹介しますが、(満足な利益が得られるかは別として)FXは1万円程度の資金から始めることができます。これは同じような投資の外貨預金では最低でも100万円程度必要なこと、株式投資でも10万円程度は必要なことと比較するとかなり少額であるといえます。
(4)流動性が高く、不正が極めて困難
まず流動性とは何かということですが、投資対象となる金融商品の換金(反対売買)のしやすさ、もっと簡単にいうと、売りたいときや買いたいときにすぐに取引が成立するかどうかを表す言葉です。すぐに売買が成立し、現金化しやすい資産(商品)のことを「流動性の高い資産(商品)」といいます。
(5)インターネット環境さえあれば、どこでも取引ができる
一昔前には電話注文が主流であったFXの取引も、今ではその取引の大半がインターネットを通じて行われています。取引はPCからだけでなく、スマホ、ガラケーからも可能なため、インターネット接続環境さえあれば、世界中どこにいてもFXの取引を行うことができます。
(6)取引にかかる手数料が極めて安い
不動産の売買を行う際には、一般的にその物件価格の3%+6万円の手数料がかかります。たとえば、1000万円の物件の売買を行うには、36万円もの手数料がかかることになります。FX取引にかかる手数料は、外貨預金と比べても1/160以下、不動産の売買と比較すると1/1200以下となっています。
(7)利益が出たときの税金が安い
日本の国内業者を使ってFX取引を行う場合、利益は「先物取引に係る雑所得等」として、支払う税金が分離課税で計算されます。そのため、いくら利益が出たとしても、FXの取引で得た利益に対する税率は約20%となります。
風神
1981年京都府生まれ。京都大学大学院博士前期(修士)課程修了。学生時代には、アルバイトの塾講師として、正社員講師を押しのけて、毎年ハイレベルクラスの受験講座を担当する等、難しいことを分かりやすく説明する能力に長けており、生徒からの信頼も厚い。