中国の2010年における65歳以上人口は、1億1000万人で総人口の8.8%であった。予測では2025年、2億人(14%)2050年には3億3000万人(25%)と予測されている。一人っ子政策の影響で、高齢者を看護する人手は不足している。ネットニュース「今日頭条」が高齢者問題の特集を掲載した。
高齢者市場予測
消費投資と市場価値という研究が発表された。それによると消費量を判断する価値基準は「少女>子供>若い女性>老人>犬>男性」という順になっている。老人の市場価値は妙の女性に匹敵しているのだ。
中国は「変老」つまり高齢社会に変わりつつある。それも新中国初代の“富裕”高齢者である。彼らの多くは不動産と金融資産を持って退職する。また88%の高齢者が年金に加入している。2014年の都市高齢者家庭の平均月収は7350元である。そのうち消費支出は45%、これは2010年比5割増になった。市場における高齢者の比重は増す一方だ。
国家社会科学基金の作成した“養老消費と養老産業の発展研究”の予測では、2015年の中国高齢者市場規模は1兆8700億元、そのうち医療を除く養老産業規模は4900億元である。これが2050年には高齢者市場規模は48兆5200億元、養老産業規模は21兆9500億元、1年間の増加率はそれぞれ9.74%、11,48%の“高速発展”を予測している。