家計を占める割合として、どこの家庭でも大きな比率を割いている家賃。お部屋探しで設定すべき家賃はいくらなのか?また、現在の家賃は収入や世帯人数に見合っているのか?この記事では、それぞれの家庭に見合った家賃がいくらなのかを考察する。

(1)年収300~500万円の場合と(2)年収600~800万円の場合

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(写真=PIXTA)

まず、税抜きの月収を計算してみよう。ボーナスを考慮せず、税金保険を差し引いた場合、手取り月収が(1)20万円~40万円、(2)40~50万円程度だ。

最近の家賃設定金額の目安として、「手取りの1/4の金額」にするとバランスがいいといわれている。この計算だと(1)5~10万円、(2)10~12.5万円に設定すべきということだが、ここでよく考えるべきだ。

単身者であれば、ほんの少し質素な生活を心がければ貯金も少しずつは可能な額ではある。しかし2人以上の家庭の場合において、将来の為の貯金や子供の学費、介護費用などを考えると厳しい生活になりやすいだろう。3人、4人以上の家族ならなおさらだ。

「手取り月収の1/4の金額」より、少しだけ下の価格帯の物件に住む

そこで、実際の毎月の家賃は0.5~2.5万円前後は低い賃貸物件を選ぶことをすすめる。住居のグレードは下がってしまうが、それは年収や貯金額が上がってから、次の部屋に引っ越すなり新築するなりすれば良い話である。

ただし、家賃を下げた場合、理想より狭い、見た目が古い、壁が薄いなど……「ストレス」を抱える場合もあるだろう。

これらは、工夫次第でなんとかなるのではないだろうか。収納術を調べ尽くして駆使し、好きな小物を置いてインテリアにこだわり、壁際には大きめの家具を集めて置いてみたり。ウォシュレットが欲しければ、安いもので2〜3万円で新品がとりつけれる。理想の部屋より家賃が5000円安い部屋に住んでいるなら、4ヵ月で元が取れる計算だ。

大切なのは、1番大きな固定費としての家賃を抑え、他の出費をコントロールして生活利便性を上げる事だ。職場の近くに住めば交通費や通勤時間を節約できるし、浮いた家賃分を交遊費として割り切れば仕事への活力になる。将来の為の収支計画を楽に進めるには、家賃を抑えるのが一番効果的だ。

家賃を下げる方法はあるのか?

既に賃貸物件に住んでいて、家賃が高く感じている、もしくは家賃を抑えたいと考えている場合の提案がある。

まず、家賃を支払ってる先のアパートや戸建ての、周辺の物件をポータルサイトで調べてみよう。すると、自身が払っているより安い金額で近くの物件が入居者を募集している事が良くある。

見つけたら、大家さんや管理会社に家賃値下げの交渉をしてみよう(なるべく低姿勢で。相手方も交渉される覚悟はしている)うまくいけば、すんなり下げてくれる事もある。聞くだけならタダだ。

周辺の家賃が安くなってなかった、交渉がうまくいかなかった、という場合、次は大家さんが持っている別の物件に引っ越すから、引越し費用や次の賃料を安くしてほしいと交渉するという手もある。現在の住居がアパートなどであれば、下の階や中部屋が安い家賃に設定されていることも良くあり、部屋を移動したいと申し出ればすんなり許可してくれる事もある。大家業をしている人は、いくつも賃貸物件を持っている事が多いので、条件次第では身を乗り出して聞いてくるだろう。

一昔前は収入の3割程度が家賃の目安だといわれていたが、最近では苦しい生活になりやすい。あまり家賃が安すぎても不便な物件ばかりしか見つからないだろうが、手取り月収の1/4から少し引いた額であれば、だいたい身の丈に合っていると言えるだろう。(ZUU online編集部)

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