少し脱線になりますが、インデックス投資と言っても、奥は深いものだと思います。

インデックス投資の定義を、「インデックスに連動した商品を長期資産形成目的で買い持ちすること」であるとすると、「どのインデックスを」「どのような割合により」「どのようなタイミングで」行うかという点については重要ですし、定期的な見直しは必要なのかと思います。ただ、これにも絶対に確かな方法はないので、自分に合った、自分の信じる方法を選ぶしかありません。

リバランスをどうするかとか、自分の長期的なライフプランに合わせてリスク資産への配分割合をどのように考えるかなど、きちんとやるなら、やるべきことは多くあります。成果を出すことを期待するのであれば、マーケットの動向や長期的な経済見通しを自分なりに考える事も全くしなくて良いものだとは思えません。

安易にインデックス投資について、「何もしなくていい」「お手軽」かのように喧伝されている事が稀に見受けられます。やりようによっては簡単な方法ではありますので、結果的にそのような一面もあるのかもしれませんが、個人的には「簡単であること」を強調し過ぎるのは、かえってインデックス投資の有効性を世の中に広めるという意味では逆効果になるところがないかは懸念します。
インデックス投資であっても一定のボラティリティはありますから、ポリシーがないと、短期的な相場の変動に心理的に不安になってしまい、長期的に継続出来なくなってしまう可能性もあります。

ある程度の自分なりの方針のルールを決めたとしても、それをその通り実行していくというのも、実は簡単な事ではありません。

By ASK
本人の同意のもと、ブログ記事を一部修正等を行った上で掲載しています。
ブログ記事:2011/12/5 インデックス投資のメリット・デメリット ~「退屈」なインデックス投資