勝ち組トレーダーになるために重要なこと、実はそれは「勇気」です。そして、技術をある程度捨てることです。少ないトレードで確実に利益を上げるための心持ちを学んでいきましょう。
(本記事は、新山優氏の著書『元コンビニ店員だけど、FXで月給100万ちょいもらってる話』ぱる出版(2017年8月18日)の中から一部を抜粋・編集しています)
テクニカルの勉強はほどほどに
テクニカル分析はほどほどに!と言っても、本能でトレードをすると、負けやすくなってしまうので気を付けてください。人間というのは、本能でトレードをすると、おのずと負けやすい行動を取ってしまいがちになるからなのです。
その中でも、特に、日本人の個人トレーダーに多い『慎重派』タイプは、防衛本能が強く働くため、含み益を失うのがイヤで、トレードが怖くなって、小さく利益確定してしまいます。更に、損失においては、塩漬けにしてしまい、結果的に、大負けしてしまうというパターンがあります。それが、いわゆる、コツコツドカンの人たちなのです。
反対に『ギャンブラー』タイプの人は、闘争本能が強く働くため、リスク志向でイケイケドンドンと、トレードしてしまう傾向があります。例えば、最初こそ、気を付けて、低リスクで安定トレードをしていたとしても、徐々に、より強い刺激(高いリスクのトレード)を本能が求めてくるのでそれを抑えられなくなっていきます。結果、どこかで、資金を大きく失ってしまう一発屋タイプの負け組トレーダーになってしまいます。
私の場合も、1回目の大負けは、ギャンブラータイプだった時で、3回目の大負けは、慎重になり過ぎた時でした。山崎先生曰く、私は、借金をして、慎重になっていた時より、初回の大勝ちしようとしていた時の方が、勝つ可能性が高いトレードスタイルだったそうです。しかし、その頃は、損切について全く無知だったので失敗したのです。この時に、損切のルールを学んでいたら、負けていなかったかもしれません。
そして、今回、あなたに知ってもらいたかったことは、この負けやすい本能的トレードの話だけではなく、反対の、勝ちやすい行動パターンとなるトレード方法についてです。負けやすい行動があるならば、反対に、勝ちやすい行動があるということです。
私は、周りのクラスメイトに、その人の、負けやすい行動パターンを分析し、本人に認識してもらって、単純に勝ちやすい行動パターンに変えていくように教えただけです。
「覚醒」まさに、神様からのメッセージの通り、目覚めてトレードをしてください。誰にでも、勝ち組トレーダーになれる可能性がありますから、是非、自分のパターンを分析して勝ち組トレードを実践してみてください。それでは、第5章では実際にあなたもトレードをしてみましょう。または、今までのあなたのトレードの見直しに、是非、お役立てください。
勝ち組トレーダーになろうなど、あなたのトレードのクセを勝ちやすい傾向に改善していきましょう。
あなたは勇気ありますか?
負け組トレーダーは、今までとは真逆のトレードスタイルで、ルールを守り、利益を得る経験をしましょう。そして、何よりも大事なことは、トレーダーとして、あなた自身がどんなクセや性格を持っていて、どう負けやすい行動を取ってしまうのかを、正しく認識することです。『クセ』=『負けやすい行動』さえ分かれば、あなたの傾向性が分かるので、その後、勝ちやすいトレードに変えていくことができるはずです。さて、あなたも勇気を出して、この勝ち組トレーダーに転身するための挑戦をしてみましょう。その為に課せられた行動はただ一つだけです。
それが…「1回だけ勝つ。」ということです。その1回の成功体験があなたの人生を変えます。
勝った後のトレードの注意点は、たったニつだけです。
・1 とにかく、ルールを守ること ・2 投資の本質を知ること
これに尽きます。要するにチョコチョコの勝ちを取っているうちは、絶対に大きくは勝てないから、それを絶対に止めることが大切です。正しいやり方は、チョコチョコの勝ちを捨てても、一発の大きな利益を取ることです。自分が狙った利益を取るまでは、諦めずに挑戦してください。
その自分が狙った利益を最後まで諦めずに取る!という成功体験を積むことが大切です。それでは、実際に、トレード計画を立てていきましょう。
まずは、資金ですが、100万円でスタートすることにしましょう。今、あなたの資金が100万円もないということであれば、デモトレードで実践してください。成功体験トレーニングは大切です。
やばいでしょ?これで勝ち組トレードをマスターしよう
そもそも、初心者にとって、テクニカル分析にこだわってしまうと、その手法は、いっぱいあるので、余計に混乱してしまいがちです。どのテクニカル分析を使っても、勝てないとか、適切ではないテクニカル分析を使って大負けするなどの危険性があるので気を付けましょう。バイナリーオプションが日本で禁止になったのも、そもそも、勝てる仕組みにはなっていないからです。
私は勝てると勝率をあげて頑張っている人も、大きくドカンしているという噂です。そうなる理由もこれからお話していきましょう。これまで、私は、あなたに、負け組トレーダーは負けやすい行動をしていて、勝ち組トレーダーは、勝ちやすい行動をしている=クセがあるというお話をしてきました。これは、同じテクニカル分析や、手法を使ったとしても、どんなに勝率を追い求めて頑張ったとしても、不思議なことに、負ける人は、負けるという繰り返しになるということです。
そして、皮肉なことに、そんな負け組トレーダーに限って、猛烈に勉強しがちです。根本的な解決策を知らないからです。たくさん学べば勝てるというものではありません。手法を扱うトレードスタイルに問題があるからです。故に、手法に問題があるのではなくて、その手法を扱うトレーダーに原因があるというのが現実です。
今回の書籍で、私が、負け組から勝ち組になれた第一歩も、この負けクセとなる行動を勝ちやすい行動に変えただけです。今、FXで負けてしまっている人も、これからは、あなたの負けクセに気付き、勝ちやすい行動をすることで、自然に勝てるようになるでしょう。いつまでも、テクニカル分析や手法、そして、トレードのテクニックに答えを追い求めるのは止めましょう。それが、勝てない原因になるからです。このことを理解することが、勝ち組トレーダーになる秘訣です。
新山優 1984年生まれ。就職氷河期の影響を受け、就活そのものを断念し、コンビニエンス・ストアのアルバイトで月20万円に満たない生活をスタートさせる。渋谷の中心地で、多い時は週7日の深夜勤務を続ける中、FXの研究を始める。新山システムと言われる大胆かつ繊細な投資法で、常勝トレーダーの仲間入りをする
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