本日夜午後11時半からBSジャパンで放送予定の「お金のなる気分 ～欲張り女子のケーザイ学～」（高橋真麻出演）からお届け。
かつては誰もが「いつかはマイホーム」と夢見た時代があった。しかし人口減少や少子高齢化もあってか、持ち家率は減少を続けている。
1988年には30歳代の持ち家率はおよそ50％あったが、90年代には4割を切った。40歳代でも、7割近かった88年から減少し続け、2013年には6割を切るほどになってしまっている。
子育て中はともかく、子供が巣立って夫婦2人になれば、部屋が複数ある家である必要はない。子供を持たない生き方も珍しくなくなりつつあり、そもそも家を持とうという意識は薄れているのかもしれない。
今夜のお金のなる話は、「老後を豊かにする自宅の活用方法」。老後にライフスタイルが変り、住み替えを検討する人たちは少なくないが、住み替えが難しいと考えるシニア層は全体の23％いる。その半数以上が理由に、「購入資金を工面できない」を挙げているという。
老後を豊かにするマイホーム活用法
子育てが終わった50代のＡさん夫婦は、郊外の一軒家に夫婦2人で住んでいる。家を残したまま便利な地域に引っ越したい。そんな方にファイナンシャルプランナーの合田菜実子さんは「マイホーム借り上げ制度」そ勧めた。自宅を第三者へと貸すことができ、入居者が見付からなくとも85％までの賃料が保障されるという。
また60代Bさん夫婦の場合は、定年したがローンは残っており、年金収入でローンはまかなえないが今の家に住み続けたい。こういう方には「リバースモーゲージ」がいいという。これは自宅を担保に融資を受けながら住み続け、契約者が亡くなったら家を売却し返済にあてる仕組み。融資なので利息を返さなければならないが、例えば1000万円を借りた場合、年率3％利息で計算すると一月あたり2万5000円で自宅に住み続けられるのだ。
このリバースモーゲージの使途は住宅ローンの支払いだけではなく、生活資金、医療費など多岐にわたる。現代では利用する人も増えており、親世代や子世代が互いに頼らず生きていく、そんな考え方が反映されているようだ。
健康的な心と体を保つためにはより良い睡眠を
人間は生まれてから老いて死ぬまでの間、人生の3分の1もの時間を睡眠に費やすという。何よりもはるかに長い時間を占める「睡眠」について悩む人にアドバイスする睡眠アドバイザー・友野なおさんが後半のゲスト。
友野さんは睡眠で日本を元気にすることを目標に、科学的な睡眠の知識から睡眠ダイエット方法までと、睡眠に関する情報を多くの著書などで発信している。友野さんによれば、現在5人に1人は睡眠の悩みを抱えており、特に日本人女性の40～50代に関しては世界で一番睡眠時間が短いと言われているそうだ。
番組では友野さんの著書から「睡眠負債」チェックリストを紹介。睡眠負債がたまると免疫力の低下やうつ病などのリスクが上がり、いかに睡眠が大事かを伝えるとともに、わずかでも昼寝をすることを勧めている。
友野さんが睡眠の重要性に気付かされたのは苦しい経験が理由。20代の頃にミス日本や東京ディズニーリゾートのアンバサダーを務めたが、30歳目前でパニック障害を患ってしまう。そんな友野さんは母親の「もういいから全部忘れて一回寝なさい」の一言に、“睡眠”に救われたのだ。
忙しい現代人は、睡眠に時間を奪われるのはもったいないと思いがちだが、睡眠時間が減ることによりQOL(Quality of Life)の低下や、健康寿命が短くなるほうが損失の大きい人生になると友野さんは指摘する。こう聞いて「最近あまり寝てないな」と思った人は、一度自身の睡眠を見直してみてはどうだろうか。（ZUU online編集部）
『お金のなる気分～欲張り女子のケーザイ学～』
放送時間：BSジャパンにて 毎週木曜 夜11時30分～深夜0時00分
出演：高橋真麻ほか
番組HP： http://www.bs-j.co.jp/official/okanekibun/
放送終了後、テレビ東京ビジネスオンデマンドでも視聴できます。
【過去記事】
・医療費控除の申告でお得に／伝統工芸とファッションを組み合わせる1/4放送
・貯めこむではなく稼ぐ気概を持とう――東京ミッドタウンで公開収録12/28放送
・年末こそ心と体のメンテナンスを／女子高生が会社を設立？12/21放送
・そろそろ考えたい「スケジュール帳」の活用術／「ごきげん力」って何？12/14放送
・つみたてNISAの活用を／稼いだお金の「愛ある使い方」とは 12/7放送
