本日夜午後11時半からBSジャパンで放送予定の「お金のなる気分 ～欲張り女子のケーザイ学～」（高橋真麻出演）からお届け。
「社員は悪くありませんから」――。山一證券の最後の社長、野澤正平氏が記者会見で述べたこの言葉はあまりに有名だ。
1997年11月24日、四大証券のひとつであった山一證券が破たんした。「銀行と証券会社はつぶれない」と信じられていた時代だけに大きな衝撃だった。この年は日産生命保険や三洋証券、北海道拓殖銀行も破たん、1年を代表する漢字に「倒」が選ばれている。
しかし番組によると、山一證券の破たんから20年が経った今、日本株市場ではようやく長期投資が報われるようになったのだという。
FP合田さんによる「インデックス投信」選び3つのポイント
今夜の番組テーマは、「失敗しない投資信託。選び方のコツ」。フィナンシャルプランナーの合田菜実子さんは投信を大きく分けて"インデックス型"と"アクティブ型"に分けて解説した。
インデックス型は日経平均やTOPIXなどの指数に連動させるものでファンドマネージャー(運用する人)がおらず、手数料が安いことが大きな特徴。一方、アクティブ型はファンドメネージャーが運用し、インデックスを上回る成果が期待できるが手数料はインデックス型より高めとなる。
合田さんが勧めるのは"インデックス型"だ。理由は手数料の安さと解りやすさの他に、長い目で見ると運用成績が良いということがある。
インデックス型投信の選び方には3つのポイントがあり、それが「手数料」「純資産」「運用実績」だという。
1つめの「手数料」だが、投信の手数料は3種類ある。買う時の「販売手数料」、持っている間の「運用管理費用」、解約時の手数料（解約手数料、信託財産留保額）だ。インデックス型投信にはこれら手数料が無料のものが比較的多い。 2つめの「純資産」とは、投信に組み込まれている株式や債券の総額を指す。あまり目安として"10億円以上"あれば安心できるという。
3つめの「運用実績」は5～10年間ぐらいあるもの。あまり新しすぎる投信よりは、実績があるものを選んだほうがよさそうなのは納得できる。
さらに合田さんは投資の基本である「分散」が簡単にできる『eMAXIS Slim』8資産均等型を紹介した。これは国内、先進国、新興国の「株式」「債権」「リート(REIT)」のうち、新興国リート以外の8種類に均等に投資する商品だという。
投資先が分散された投信を手数料をおさえて買い、長期で保有して資産を増やせれば理想的だろう。
夫婦やカップルで相手を「私のウサギちゃん」って呼べますか？
番組後半のゲストは、パリ出身のエッセイストで国際ジャーナリストのドラ・トーザンさん。トーザンさんは20年に渡り日本とフランス両国の文化を発信し続けており、その功績が認められ、2015年にはフランスの最高勲章『レジオンドヌール勲章シュバリエ』を受章している。
そんな彼女の著書『フランス人は年をとるほど美しい』から、そんな生き方を実践するための3つのヒントが紹介された。
まず「我慢すると老化する」。フランス人は「本音で生きる」のでわがままだが、そのためちょっと嫌われても大きな問題と考えないという。そして2つめは「愛の暗号を持つ」。これは夫婦やカップルが相手を呼ぶときに「私のウサギちゃん」「私のイチゴちゃん」といった呼び方をするなど、日本人にはちょっと照れくさい世界の大切さだ。そして3つめの「香水をつけない女に未来はない」は一見極論に思われそうだが、ココ・シャネルが言った言葉と聞けばどうだろうか？
「愛・愛情」を意味するフランス語の「amour（アムール）」という言葉を発していたトーザンさん。同時に、「孤独はネガティブなものじゃなくて、この一人を楽しむ、だからポジティブなもの」として一人の時間の大切さも強調。一人の時間には、「自分と一緒に居る」時間も含まれると指摘。そんな自分と向き合う時間を持つことで一層、誰かと一緒に居ることの大切さが分かるのかもしれない。（ZUU online編集部）
『お金のなる気分～欲張り女子のケーザイ学～』
放送時間：BSジャパンにて 毎週木曜 夜11時30分～深夜0時00分
出演：高橋真麻ほか
番組HP： http://www.bs-j.co.jp/official/okanekibun/
放送終了後、テレビ東京ビジネスオンデマンドでも視聴できます。
【過去記事】
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・医療費控除の申告でお得に／伝統工芸とファッションを組み合わせる1/4放送
・貯めこむではなく稼ぐ気概を持とう――東京ミッドタウンで公開収録12/28放送
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