これまでの資産運用がうまくいかなった理由を考えてみましょう。日本株に投資をし過ぎたことや「割安」「割高」のどちらにも分散投資を行ってしまったなど、いくつもの理由が挙げられるでしょう。資産運用で成功するための法則を8つの切り口から学んでいきましょう。
(本記事は、諸星 きぼう氏の著書『お金は週末に殖やしなさい』=クロスメディア・パブリッシング/インプレス、2010年10月11日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)
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・(1) 資産運用で成功する8つの法則とは?
・(2) 「5W1H」で投資を整理しよう なぜ、何に、どのように投資するのか?
・(3) グローバル時代の「外貨への投資方法」
これまでの資産運用がうまくいかなかったワケ
「投資力」をつけて、自分の理想とする生活や未来を実現する手段として、資産運用を位置づけました。しかし、資産運用が本当にうまくいくのか、といった不安もあるでしょう。
実際、この5年、10年の資産運用のパフォーマンスを多くの人に尋ねても、素晴らしい成果を上げた人はごく僅かで、そのパフォーマンスがマイナスか、よくてもチャラくらいという方がほとんどでした。この理由は、いくつもあります。
(1)日本株を運用の中心に据えてきた。
(2)海外商品に投資するにしても、アメリカ、米ドルを中心にしてきた。
(3)分散投資が重要だといわれてバランス型ファンドに投資した。もしくは、すべての投資資産を統合してみたら、結局バランス型ファンドのような構成になっていた。
(4)円安が続いた時代に、FXや外貨預金で外貨ポジションを取り、そのまま持ち続けた(急落している最中に何もできなかった)。
(5)REITやヘッジファンドといった商品に手を出した。
(6)投資するのが怖くて、預金のままにしておいた。
(7)FXや株式でレバレッジをかけてトレーディングをしているが、うまくいかなかった。
(8)成長著しいといわれている中国株、ベトナム株(投信)などへ投資し、2008年後半からの世界的な株価暴落で大損した。
まだまだ、たくさんあるでしょう。何がいけなかったのでしょうか?
(1)については、根本的に間違っているといえるでしょう。
なぜなら、日本株が長期的に上昇していくという期待が持てないからです。バイ・アンド・ホールドが長期投資の原則ですが、成長が止まった国の株式には通用しないということを理解する必要があります。
(2)については、衰退していく国及びその通貨をベースにして投資していることが失敗の原因です。
1970年代後半から米ドルは減価を続けているのです。ドルをベースとした投資は通貨下落で目減りすることは必定なのです。
(3)の考え方そのものは、完全に間違いとはいいません。しかし、2つの愚があります。1つ目の愚は、(1)や(2)のように個別に考えることすら放棄し、分散投資していればリスクも逓減するから安全なはずだという信仰です。
2つ目は、バランス型ファンドを買うということは、分散投資を一時に行ってしまうことなのです。つまり、購入時”割安”なものを買うと同時に”割高”なものも同時に買ってしまうということなのです。当然、割高なモノを買えば、損をします。
(4)円安バブルに乗った人はたくさんいました。どんな通貨でも買っておけば儲かった時期がありました。しかし、バブルはどこかで崩壊します。
そうしたリスクを本当に理解していたのでしょうか。それでも通貨によりますが、4~5年以上前から買っていた人は、キャリーで利息がたまって余力ができ、そこそこ儲かったか、儲からなくても、今回の損失以上には利益が出ていた人もいるでしょうが。
(5)よくわからないのに、勧められるがままに購入していたのでしょう。
(6)結果的には、一番よかったかもしれませんが、低金利ですから、儲かってはいないでしょう。
(7)にわかトレーダーが増えました。今も増殖しています。この中の何パーセントの人が生き残れるのでしょうか?
私も10年以上、金融機関でトレーディングを職業としている人たちをたくさん見てきましたが、通算で勝っているトレーダーはほんの僅かです。勉強して経験を積んだら稼げるトレーダーになれる、なんていう幻想は捨てましょう。
(8)成長著しい新興国の株式(投信)に投資する戦略自体は間違ってはいないでしょう。
しかし、相場には波があり、大きく上昇してしまってからの投資には、大きな下落リスクがあります。ここでロスカットさえしなければ、何年かすれば戻ってくるでしょうが、投資効率が悪くなったことは否めません。投資タイミングについて、学習する必要があります。
(1)~(6)のような失敗については救うことができますが、(7)のトレーディングを行っている人を救うことは困難です。
私自身もトレーディングを少し行っていますが、これはあくまでも全体の資産運用の一部として、主に心理面で有利に立つために行っているものなのです。
さて、(7)のような失敗をしている人を本当に多く見かけるので、ある失敗した人の談話を見てみましょう。
「デイトレーディング等で大きな損失を出し、投資資金をかなり減らしてしまいました。
原因は、早く儲けたいあまり、レバレッジをかけてポジションを大きく取り過ぎたことです。最初は自分の許容できる損失額の中で取引しなければと思っていましたが、欲に目が眩みポジションを増やし、損失を拡大させてしまいました。
更には、損をとり戻そうと無理やりポジションを取ったりして、今考えると無謀なトレードをしていたと思います。トレード方法よりも最初の考え方、心理面を鍛える必要がありそうです」
このような失敗の話をよく見かけますが、共通しているのは、
(1)早く儲けたいので、レバレッジを大きくかけ過ぎる(ポジションを取り過ぎる)。
(2)損失が出たときに、早く取り返そうとして焦り、しっかりした考えを持たないポジションをやみくもに取ってしまう。
(3)損失がこころの許容幅を超えて初めて、取引をやめることになり、こころ―心理面についての弱さを初めて認識する。
これを見て、失敗の原因は何かというと、ほとんどが”こころ”の問題ということがわかります。テクニックや知識不足によるものだけではないのです。
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資産運用・投資で必要とされる能力とは
資産運用・投資には、3つの能力が必要とされています。そのどれか1つでも欠けていれば、うまくいかないものです。
私はこれを「投資の心・技・体」と呼んでいます。
まず「技」ですが、これは投資に関する知識や経験であり、その技術を意味します。大抵の方は、これがすべてだと思っています。
「体」は、ポジション・マネジメントやマネー・マネジメントのことです。ポジション・マネジメントとは、リスクにさらされている投資残高の管理のことです。
大抵の方は、投資した金額についてはわかっていますが、それぞれの投資商品(残高)が、リスク、例えば、金利の変化、価格の変化、為替の変化などに対して、どれだけのエクスポージャー(リスクにさらされている部分)を持っているかを把握していません(これをリスク・エクスポージャーといいます)。
そもそも自分がどれだけ投資したらいいのかを計算すらしていないでしょう。
こうしたリスク・エクスポージャーであるポジションのマネジメント能力は、とても重要なのです。
もう1つの「体」は、マネー・マネジメントです。こちらの概念はFXなどが流布してきたので理解しやすいと思いますが、FXなどの商品の証拠金管理に似た管理です。
企業で言うならば、資金繰り管理ということになり、いくらポジションが適正でも、マネーが不足してしまえば、すべてをクローズされてしまいます。ですから、資金繰り管理はとても重要なのです。
この2つの能力(「技」と「体」)に秀でていれば、資産運用で成功するようなものと考えられますが、実際、この2つの能力を欧米の金融機関は最高レベルであわせ持っています。
それにもかかわらず、ほとんどの欧米金融機関はリーマンショック時に、破綻、もしくは破綻同然の状況になりました。なぜでしょうか?それは、「心」がないのです。
欧米金融機関の場合は、自己の欲望を満たすためだけに行動し、社会を顧みず、突き進んだ結果です。そう、GREED(強欲)だったのです。
適切な、節度を持った欲を持つことは、必要だと思います。しかし、行き過ぎた、それ自身のためだけの欲望には、何の意義もなく、お金は去っていくのです。
第1法則自分にとって妥当な目標を立てること
まず、最初に質問させてください。
「あなたは資産運用で、年率何パーセントで運用したいと考えていますか?」年率100%、つまり、2倍ですか?年率50%ですか?年率30%ですか?年率20%ですか?
ここまでは、すべて強欲の塊といっても過言ではないでしょう(笑)。あの世界一の投資家と言われるウォーレン・バフェットですら、年率20%が一杯一杯であって、リーマンショック時の急落で20%も割ったとのことです。
短期間で、あなたの資産を3倍にも4倍にもできる投資方法を披露しましょうというような書籍や情報に騙されてはいけません。それはもうバクチであって、バクチで長い人生をうまく渡っていける人など滅多にいないのです。
もちろん短期的に、1年で資産が倍になったり、50%増ということはあるでしょう。
しかし、資産運用は長期に渡って行うものです。ある1年がうまくいったからといって、ずっとそれを続けられるということは、不可能なのです。
円安局面で、レバレッジを効かせてFXで儲けてきた人が、リーマンショック時のような急落局面で大きな損失を出したのも、これを理解していなかったからなのです。
では、どのくらいの目標が適正なのでしょうか?
まずあなたの高過ぎると思われる運用利回りの目標を修正してください。自分にとって、妥当な目標を立てることが資産運用で成功する第1の法則なのです。
第2法則パフォーマンスがマイナスの年を決して作らないこと
前節で述べたことは、よく言われる“複利の効果”を述べたに過ぎず、机上の空論に過ぎません。毎年均等に10%なら10%、7%なら7%と運用できた場合の話なのです。
しかし実際には、もっと運用利回りが高かったり、低かったり、もしかしたら、マイナスの年だってあるかもしれないのです。特に、マイナスの年があると、10年後の結果が著しく悪くなる可能性が高いのです。
マイナスに沈む年があればあるほど、その後ハイリターンで運用できても、挽回できないのです。
これはある意味当たり前なのです。最初に沈むとそれだけ運用資産が小さくなりますから、その小さい資産に対していくらハイリターンを叩き出しても、増える金額は小さいからです。
投資をしてすぐに暴落してしまったケースではよく見られるケースです。その後反騰しても、なかなか元に戻らないものです。これに対処する方法があるのですが、誰も教えてくれませんし、ほとんどの人は実行できていません。
第3法則危険を察知したら、“逃げる”こと
では、どうしたらパフォーマンスがマイナスの年を作らないようにすることができるか、ということになります。
言うは易く、行うは難しであり、実は簡単なことではないですよね。
振り返ってみれば、「あの時、逃げていれば」と後悔することは多いものです。なぜ、難しいかというと、”アンカー”が働くことが多いからです。
「もう少し待っていれば、戻ってくる」とか、「全部戻ってこないとしても、少し戻したところで、少しでも損を少なくしてから、手仕舞おう」といった甘い期待で、更に傷を拡げることになりがちです。
では、どうしたら、うまく逃げることができるのでしょうか。
1つの方法(ステップ)をお教えします。
(1)資産評価を定期的に行う。
(2)目標リターン分マイナスになったときの損益シミュレーションを行う。
(3)最悪のシナリオを想定する。
(4)最悪のシナリオが実現したときの損益シミュレーションを行う。
(5)そのときの感情を想像してみる。
(5)が最も重要です。最悪のシナリオが実現したとき、耐えられないとか、非常に苦しいと感じることができるならば、最悪のシナリオになる前に逃げ出すことができるからです。
こうした未来の自分の感情を想像する能力を鍛えることが、投資にとってとても重要なことなのです。
第4法則 今後のマーケット動向を自分なりに予想し、シナリオを作ること
さて、第3法則に出てきた(1)~(4)の作業は投資をする上では、基本です。
そして目標リターンを決めたり、シナリオを想定することは、とりもなおさず今後のマーケットを予想することに他なりません。
そう、今後のマーケット動向を自分なりに予想し、シナリオを作ることが、資産運用で成功する第4の法則です。
よく新聞や雑誌に、今後の相場予想といったものが掲載されていて、参考にされている方も多いと思います。そして予想が当たったとか、はずれたとか、批評する人も多いようです。
しかし、よく考えてみていただきたいのですが、予想をする専門家にしても未来のことを正確に予想できるはずはないのです。そんなものは、当たるも八卦、当たらぬも八卦です。
「未来のマーケットの予想なんて、難しくてできない」という声も聞こえてきそうです。
最初からは難しいかもしれません。その場合でも、信頼している専門家のコメントなどを参考にしながら、自分で予想してください。
参考にすべきは、その予想の根拠であり、しっかり聞いたり読んだりして、自分なりに納得した根拠を選び、自分の考え方を固めていくことが重要なのです。
第5法則 チャートを読むこと
四方水に囲まれ、見渡す限り波と空しか見えない大海原で、最も重要なものは何だと思いますか?そう、羅針盤ですよね。
マーケットの予想をするためには、羅針盤というべきチャートが見れるようになることが重要です。
もちろん天才であれば、頭の中で構築できるでしょうが、普通の人にはなかなかできないので、チャートで視覚的に把握するといいでしょう。
なぜチャートを見る必要があるのか?ということですが、まず1つ目に挙げられることは、「人の脳は、人が思っているほど賢くない」からです。
「安値覚え、高値覚え」という言葉を聞いたことがありますか?
自分が保有する株式の安かった(高かった)時の価格を覚えていて、その価格まで来ないと売買できない状態のことを指します。
その安値(高値)を覚えているのであれば、記憶力がいいということだから、それはそれでいいのではないかと思われるかもしれませんが、実はその逆で、そればかりが印象に残り、それ以外の価格推移などを忘れてしまっていることが多いのです。
この例のように、ある特定の価格だけの記憶だけではなく、「あの時、ああだったよなぁー」といった記憶も結構、実際と比べると違っているものなのです。
ですからチャートを見る目的の1番目は、チャートを長期から始めて中期、短期と確認して、過去の価格推移を俯瞰し直す(一歩引いたところから見てみる)ということが目的の1つになります。
もう一点、大切なことがあります。それは、あらゆる事象が”波動”を持って動いているように、マーケットも「波動」を持って価格推移をしています。
当然、相場は人の意識から売り買いが行われますので、人の意識の波動を持っていることになります。マーケットは、この意識の集合体ですから、波動を持っているということは、当然と言っていいでしょう。
多くの人は、相場が上昇してくると買いたくなるもので、つい買ってしまい、そこで相場が下がり、ロスカットするはめになるということを行いがちです。
波は、「行っては返し」が基本ですので、行ったら帰って来るということをきちんと理解することができれば、”高値掴み”ということは避けられるのです。
チャートは、この「行っては返し」の波状を理解するツールなのです。
波状にはたくさんの形があるので、それを見極めるにはたくさんのチャートを知る必要があり、実際、チャートの見方は無数に存在するのです。
第6法則 ポジションマネジメント、マネーマネジメントをしっかりやること
現物取引しか行わない場合であっても、「資金再投入」をしなければならないときに、資金がなければ資金再投入はできません。また、相場の底値圏に来たときに、資金余力を残しておくことも重要になります。
マネーの効率的運用の観点からも、マネー・マネジメントは重要になります。例えば、定期預金などの期日がいつ来るかといった管理が重要になってきます。
なぜなら、絶好の投資チャンスが来たときに定期に入っていてお金が動かせないといった事態があると、みすみすチャンスを逃すことにもなりかねないからです。
ですから、定期預金をするにしても、期日を分散するなどの管理も必要です。
マネー・マネジメントの重要性については、FX取引が普及するにつれて理解する人が増えてきましたが、ポジション・マネジメントについては、ほとんどの個人投資家は行っていないのが現状です。
そもそもポジションとは何か。訳すと金融商品の”持ち高”ということになるのですが、次のケースを考えてみてください。
・日本株式ファンドへ100万円投資
・新興国株式ファンドへ100万円投資
・債券ファンドへ100万円投資
・外貨預金100万円
・普通預金に100万円
このケースですと、300万円、もしくは400万円のポジションを持っていると考えるこが一般的に行われていると思います。
しかし、それぞれの金融商品のリスクが異なっており、同じ100万円でもリスクが違うのです。
ポジションとは、どれだけのリスク・エクスポージャー(どれだけリスクに晒されているか)を意味し、自分が取れるリスクかどうかを判断する必要があるのです。
第7法則 投資仲間をたくさん作ること
さて、あなたには投資仲間はいますか?投資仲間と言っても、仲良しな親友である必要はありません。投資やマーケットについて、意見を言い合える仲間です。
とかく投資は一人で行うものですが、独りよがりになりがちです。そこで多くの人と意見を言い合うことで、自分の中で客観性を持たせるのです。
また、自分では気が付かなかった視点、見落としていた情報等に気付くかもしれません。
金融機関のプロフェッショナル・ディーラーの日常のほとんどは、他の金融機関のディーラーたちと電話で話していると言っても過言ではないくらい、よく電話で情報交換をしています。
私たち個人投資家もプロではありませんが、やはり生の情報を手に入れたいものです。
第8法則 信頼に足るべきアドバイザー(メンター)を得ること
どんな分野でも、良きアドバイザーやメンターがいるといないでは、上達の早さも違うことにはご同意いただけるでしょう。
ですから、資産運用、投資においても、良きアドバイザー、メンターをぜひ見つけていただきたいと思います。ただ、そうしたアドバイザーに適した人を見つけるのは、とても難しいのが実情です。
お金に関して、あなたに近づいてくる人を思い出してください。金融機関の窓口の人、保険の外交員、フィナンシャルプランナーといわれる人などなどでしょうか。
日本では、金融商品を売って”口銭”(手数料)を取るというビジネスモデルになっているので、どの人であっても、どうしても自社の商品であったり、手数料が多い商品を勧める誘引が働きます。
私個人的には、そうしたアドバイザーの問題点としては、投資、資産運用の知識、経験などの能力不足も問題だと思っています。資格試験に受かるだけで投資が成功するくらいでしたら、誰も苦労しません。
どうやって良きアドバイザーかどうかを判断するかが問題です。でも、これは案外簡単に解決できる問題だと思っています。
資産運用、投資というと、お金にまつわる事柄なので様々な人が登場してきます。
お金というものは魔力を持っており、人をおかしくしてしまうことも多いですから。でも、アドバイザーを選ぶ基準はある意味簡単です。
それは、その人を“人として信頼できるか”に尽きると思います。
あなたよりも資産運用の知識、経験が豊富で、信頼できる人を見つける、これがとても大切なことです。
アドバイザーに求めることは、あくまでもアドバイスであって、投資判断は自分自身で行うということを忘れないでください。
諸星きぼう(もろぼし・きぼう)
投資教育家。(社)証券アナリスト協会検定会。1988年東京大学経済学部卒。メガバンク、外資系銀行時代は東京、ロンドンで、デリバティブ・トレーディングを実践、金融最先端に身を置き、世界をつぶさに見てきた。独立後、日本人の金融リテラシー向上のため、投資家教育を行っている。現在、賢明な投資家の集まりであるインベストメントサロンを運営。ビジネスマン、経営者から資産数10億円以上のビジネスオーナーまで、数多くのクライアントに投資アドバイスを行っている。DANと呼ばれ、1年の半分近くは海外で過ごし、「楽しく」「自由」に生きて、「豊か」になることを自ら実践し、そうした生き方を皆ができるように、「お金に働いてもらう」方法を説いている。
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