富裕層になれる人・なれない人

はじめに

事業を成功させて莫大な売り上げを上げる。投資した株がとんでもない値上がりをして大金を手に入れる。そんなことを夢見たことは、誰しも一度くらいはあるのではないか。しかし、それを現実のものにする人はまれだ。

富裕層と呼ばれる人たちの仲間入りをできる人、できない人、その違いを考えていきたい。

目次

  1. はじめに
  2. お金持ちにもいろんな種類
  3. 「資産家」と「高所得者」の違い
  4. 「富裕層」の条件とは
  5. 富裕層は10人に1人もいない

お金持ちにもいろんな種類

「富裕層」=「高所得者」と思っている人が多いだろうが、実は違う。よく、一口に「お金持ち」というが、「資産はあるが所得は低い」というお金持ちもいれば、「所得は高いが資産はない」というお金持ちもいる。実際、米国の「アッパーミドル層」の多くが金銭的な蓄えを持たず、老後のための貯蓄もしていないという。

「高所得層」「資産家」「富裕層」「お金持ち」とさまざまな呼び名があるが、その意味にはそれぞれ違いがある。その違いについて紹介しよう。

「資産家」と「高所得者」の違い

「高所得層」「資産家」「富裕層」−−全て「お金持ち」に変わりないが、その資産構成には大きな違いがある。

たとえば、「資産家」といっても、「資産はあるが低所得」という人もいる。例を挙げれば、一等地に家を所有している年金生活者がそうだ。自分の住んでいる家以外の不動産を所有しておらず、株式などほかに収入源がない場合、例え資産価値3億円の家に住んでいても収入は年金だけという場合がある。

「あれだけの豪邸に住んでいるのに、なぜお金がないのか?」と周囲が首をかしげるようなお金持ちは、このケースかもしれない。資産があっても今すぐ使える現金を持っていなければ高所得者とはいえないため、資産家という表現が適切になる。

一方、「高所得だが資産はない」というお金持ちもいる。年収5000万円でも同じぐらい、あるいはそれ以上に散財していれば、資産はできない。

「あれだけ稼いでいるのに、なぜお金がないのか?」という高所得者は、恐らくこのパターンだ。贅沢な暮らしに使えるお金はあっても、資産がなければ資産家とはいえない。

「富裕層」の条件とは