7月になり、夏のボーナスを受け取った人もいるだろう。自分へのご褒美だからと海外旅行などの楽しみに使う人もいるかもしれない。ボーナスの一部を将来のために使わずに残しておこうと考えている人もいるはずだ。

お金に働いてもらう仕組みづくりをしよう

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(画像=PIXTA)

将来への不安などから、貯蓄や資産運用に関心を抱く人は意外に多い。しかし、資産運用に対して「わからないから不安」「難しそう」「損をしそう」などと考えている人も多い。しかし、何もしないで今のまま生活を続けるだけでは何も変わらない。今夏のボーナス資金で投資を始めてみてはどうだろうか。

資産運用をこれから始める場合、やみくもに始めるのではなく、目的に応じた資産運用を行わなければならない。そして、お金が自然と貯まり、自然と増えていく投資法を実践する必要がある。「自分は働かなくても、自分のお金に働いてもらう」仕組み、いわゆる不労収入を得る仕組みを作るわけだ。

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不労収入を得るための方法

お金に働いてもらって不労収入を生み出してくれる投資対象には、どのようなものがあるのだろうか。例えば、株式投資による配当金や不動産投資による家賃収入などは不労収入である。

最近は、NISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)などが登場し、少額から資産運用できる仕組みができている。10万円から不労収入の仕組みをつくるための投資対象を紹介していく。

不労収入づくり【その1:債券】

債券投資には、個人向け国債や社債などがある。債券投資は一般的に、運用期間が決まっていて、あらかじめ受け取れる金利も決まっている。そのため、不労収入がどの程度受け取れるのかを把握しやすい。たとえば個人向け国債を例にとると、変動型の場合は金利の変動があるが、固定型であれば金利は確定しており、受け取れる額もわかりやすい。利用目的に合わせて、運用期間を選ぶのがよいだろう。

不労収入づくり【その2:投資信託】

投資信託は基本的に、運用のプロであるファンドマネージャーに投資をお任せする金融商品である。数百円程度から投資を始めることが可能だ。様々な種類があるが、分配金を出している投資信託を利用することで、定期的に分配金を受け取れるようになるため、不労収入の一つになる。なお、「お金に働いてもらう」という視点で考えるのであれば、分配金は受け取らずに再投資したい。

NISAや、つみたてNISA、iDeCoでも、投資信託を利用できる。たとえば、つみたてNISA を利用して投資信託を購入した場合には年間40万円まで、最長20年運用できる。また、iDeCoを利用することも可能だが、基本的に60歳までお金を引き出すことができない上に、運用管理手数料が発生する場合もあるので、コスト負けしないようにしなければならない。あくまでも老後のための資金作りを目的とした不労収入づくりとしてiDeCoをとらえるべきだろう。

>>【関連記事】「証券会社と運用会社の違い」を知っていますか?

不労収入づくり【その3:株式】

証券取引所に上場している企業の株式に投資を行うこと。配当金を支払っている企業の株式を購入すれば、企業が決めた日に配当金を受け取ることができる。NISAを利用して株式を購入した場合には年間120万円まで投資ができ、NISAを始めてから5年以内の値上がり益や配当金などにかかる税金が非課税になる。注意点は、通常の証券口座での株式投資の場合には儲かった株と損した株で損益通算を行うことができるが、NISA口座では損益通算できないことだ。

不労収入づくり【番外編:不動産】

不動産を購入してオーナーになった場合、家賃収入は定期的な収入になるため不労収入になる。不動産投資では、毎月家賃収入という不労収入は得られるが、物件の購入にあたっての金額が大きくならざるを得ないので、借り入れを行うことになる。そのため、購入金額や買入金額によっては、家賃収入よりも返済金額の方が大きくなってしまう事態になりかねない点には注意が必要だろう。

お金に働いてもらうという視点での資産運用では、運用する時間が長いほどお金に働いてもらう時間が長くなるため、金融資産を増やせる可能性が高くなる。今夏のボーナスを機会に、資産運用を少しでも早く始めてみてはいかがだろうか。

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横山利香(よこやまりか)
国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)。ファイナンシャル・プランナー。相続士。「会社四季報オンライン」や「All About株式戦略マル秘レポート」での連載や、ヤフーファイナンスの「株価予想」でもマーケットコメントを執筆する等、株式投資や不動産投資といった投資や資産運用をテーマに執筆、メルマガ発行(http://yokoyamarika.com/3_hp1 )、講演活動、株塾を行う。

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