富裕層の間で密かに注目されている資産がある。それがハワイ不動産だ。過去30年の価格推移を見ると、緩やかに上昇を続け、戸建てもコンドミニアムも4倍以上になっている。

そんなハワイに今日、「富裕層の街・ワードビレッジ」が開発されつつある。その開発方法から、世界中の富裕層から支持を集めているそうだ。今回はワードビレッジとは何か、どんなところが支持を受けているのか探ってみよう。

富裕層から支持を集める「1社単独のマスタープラン開発」ハワイに誕生する新しい街「ワードビレッジ」の魅力とは?
(画像=リスト サザビーズ インターナショナル リアルティ)

ハワイ不動産が堅調な理由と「ワードビレッジ」

2016年度ハワイ州の不動産仲介実績5位を誇る「リスト サザビーズ インターナショナル リアルティ」によると、リーマンショックでもハワイ不動産は7%しか下落しなかったという。ハワイ不動産が堅調な理由には、以下のような要因が考えられる。

・世界共通のリゾート地
・限られた供給が需給を引き締める
・高い透明性と公平性を担保する不動産取引システム
・地域経済が好調(アメリカ国内の州別失業率が最も低い)

そんなハワイ最大の都市ホノルルに「富裕層を魅了する街」が誕生しつつある。それが「ワードビレッジ」だ。ニューヨーク市場に上場する米国のディベロッパー、ハワード・ヒューズ(ティッカーシンボル:HHC)が約7万3000坪の土地を取得し、10〜15年をかけて16棟の高級コンドミニアム(タワーマンション)を建設する他、オフィス、商業施設、公園、医療機関なども集約される。まさに「新しい街を創る」一大プロジェクトだ。

富裕層から支持を集める「1社単独のマスタープラン開発」ハワイに誕生する新しい街「ワードビレッジ」の魅力とは?
(画像=リスト サザビーズ インターナショナル リアルティ)

富裕層が気にする「ディベロッパーが1社単独」かどうか

このような大規模な再開発プロジェクト(マスタープラン)で富裕層がまず気にする点は、ディベロッパーが1社単独か、複数社が関わる案件か、ということだ。複数社が関わっている場合、そのうち1社が個別の事情でいち早く資金回収したい状況になってしまったり、希望するマーケティング戦略の方向性に乖離がでてきたりすると、途中でプロジェクトが止まってしまうリスクがある。

その点、このワードビレッジはハワード・ヒューズ1社単独なので安心だ。同社の戦略が秀でているところは、再開発予定地には多くのレジデンシャルや商業施設、倉庫がまだ建っており、毎年、莫大な賃料収入を得ている点だ。潤沢なキャッシュフローを背景に、1棟ずつ丁寧に建てていけば良い。

さらに、同社がこの土地を取得したのはリーマンショックからの回復途上にあった2011年なので、土地自体にも含み益が乗っていることだろう。上記を踏まえると「ホノルルに富裕層の街を作る」というビジョンが途中で頓挫してしまうリスクは極めて低いと言える。街の完成とともにエリア内のブランド価値向上(=資産価値向上)が期待できるだろう。

ワードビレッジプロジェクト第5弾となる高級コンドミニアム

そんなワードビレッジの中心に建設されるのがワードビレッジプロジェクト第5弾となる高級コンドミニアム「'A'ALI'I(アアリイ)」だ。100万ドル超えのコンドミニアムが当たり前の立地だが、'A'ALI'Iはコンパクトタイプが多く、最低購入価格50万ドルと手が届きやすい。

全てのユニットで「Turn-key Package」(家具や生活用品がパッケージとして完備)が導入可能となっているため、購入後すぐに住めたり、セカンドハウスにしたり、貸し出せたりできる。最上階となる42Fはペントハウスではなく、アメニティエリアとして贅沢に開放されており、ホノルルの景色を一望できる屋外ラウンジやオーシャンビューのフィットネスルーム、ビリヤード、バーベキュースペースなどの娯楽施設も備えている。

ハワード・ヒューズから販売権を委託されているのが、世界最古のオークションハウス「サザビーズ」を起源に持つハワイ不動産の専門家「リスト サザビーズ インターナショナル リアルティ」だ。顧客の多くは日本人富裕層であり、ニーズに合わせて選りすぐったハワイ不動産を提供している。

不動産価格が中長期的に堅調に推移しているハワイに「1社単独のマスタープラン」で開発が進むワードビレッジ。その高級コンドミニアムをポートフォリオの一部に加えてみてはいかがだろうか。