「人生で最大の買い物といえば?」と聞くと、誰もが「住宅」と答えるのではないだろうか?

生涯、賃貸に住むという人も増えてきたが、住居費という大きな資金が必要となることはいずれも変わりない。住宅をキャッシュで一括購入することはあまりないので、「月々の家賃の支払い」と「住宅ローンの分割払い」、どちらが得か考えたことがある人も少なくないだろう。住宅購入の場合は、月々の住宅ローンの返済に加え、固定資産税などの税金が毎年かかることにも注意しなければならないが、地方の場合は都会と比べて地価が安いため、税負担も比較的小さく、戸建て購入もしやすい。

住宅ローンの借入目安

住宅ローン
(画像=iyomemo)

若い時は、仕事や出産、子どもの進路など不確定な要素が多く、住宅の購入金額が大きいことから、具体的な一歩が踏み出せない人も多いのではないだろうか?住宅購入は何度もやり直すものではないので、希望を積み上げて高額になりがちで、一方、支払える資金(限度)の目処が立たないと、現実と希望が折り合わず、具体的にどの程度の物件を購入するのが良いのか判断が難しくなる。

一般的に住宅ローンの借入目安(年間返済額)は、年収の25%以内が無理のない範囲と言われており、これに、一般的な住宅ローンの返済期間の最長35年をかけた「借入可能額」が、住宅購入の判断の目安になるだろう。

ただし、厳密には、物件価格以外に購入、ローン契約時等の諸費用や税金が必要になるので、新築物件の場合、物件価格の5%~7%程度、中古物件の場合、物件価格の10%程度(不動産会社の仲介手数料含む)を余分に見積もっておく必要がある。また、新築物件の場合、価格に建設会社等の利益や広告費などが含まれていることが一般的で、実際の資産価格は物件価格の80%~90%程度であるため、頭金ゼロでローンを組む場合は、ローン残高が資産価値を上回る(家を売っても借金が清算できない)状態が長く続く、「債務超過リスク」が高くなっていることにも注意が必要だ。

住宅を購入するタイミングは?

それでは、いつ住宅を購入すれば良いのか?

貯蓄等で十分な資金が溜まってからという考え方もあるが、ローンそのものの活用方法を考えると、購入時期は現時点での資金の問題ではなく、個人のライフプラン次第であることに気付くだろう。一括購入ができる資金があったとしても、①手元(現金)資金の確保②資金の運用益(機会損失リスク/金利以上の運用益の可能性)③将来変動リスク(インフレ等)④住宅ローン控除などの税制度や補助金など、住宅ローンを活用するメリットは大きい。積極的に住宅ローンを活用することを前提に、将来に渡っての支払能力や、教育費や趣味(生きがい)等の家族のライフプランによる資金配分の検討が、住宅購入を考える上で重要だ。つまり、買いたいとき、必要と感じるときが買い時で、住宅市場や金利などの環境が悪くなければ、個人のライフプラン次第で、住宅購入は十分検討できるはずだ。

現在の住宅ローン金利は、他の金利と異なり、依然として低水準を保っており、最近は購入時の諸経費も含めて100%借り入れることができる住宅ローンもある。まずは、自身の借入能力を知る上でも、近くの金融機関で相談し、住宅購入の夢をリアルにイメージしてみてはいかがだろうか?伊予銀行の窓口でもお気軽に相談できるうえ、ホームページでもシミュレーションによる返済額の確認ができる。なお、住宅ローン相談時のポイントとしては、金利だけでなく、諸費用を含めた総コストや返済方法、繰上返済のしやすさなども確認しておくことが重要だ。

もちろん、家族のライフプランを考えることもお忘れなく!(提供:iyomemo

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