総務省の「平成26年全国消費実態調査」によると、2人以上の世帯の貯蓄現在高は全国平均で1,564万6,000円、愛媛は1,262万7,000円となっている。愛媛の平均は全国平均よりも若干下回るが、大きく下げているわけではない。このことから、愛媛県民は収入と支出、貯蓄と消費のバランスがうまくとれているといえるだろう。

しかし、いくら貯めても気になるのが老後の資金だ。バランスよく平均的に貯蓄できている愛媛県民は、これからどうやってさらに貯蓄を増やしていけばいいのか。より効率良く貯蓄するためのヒントを紹介する。

都道府県別に見る貯蓄額

貯蓄
(画像=dindumphoto/Shutterstock.com)

先程と同じく、「平成26年全国消費実態調査」より2人以上の世帯の1世帯あたりの貯蓄現在高を都道府県別に確認してみよう。上位3位には東京都1,966万9,000円を筆頭に、神奈川県の1,903万5,000円、福井県の1,856万2,000円があげられる。一方、貯蓄額が低いのは、沖縄県の574万7,000円、青森県の862万4,000円、鹿児島県の947万7,000円が位置している。

これを見ると、東京都の貯蓄額が高いのは、他の都市よりも給与水準が高く、地価も高騰していることからも理解できる。愛媛は貯蓄額が平均を下回っているとはいえども、大都市との物価の差を考えるとそれほど悲観することもないかもしれない。

ちなみに、松山市の調査によると、市民の年間貯蓄純増額は2005年~2017年の間、4万円~11万円の間で推移している。どの年でもマイナスに転じず、着実に貯蓄しているといえる。

愛媛の貯蓄の実態

さらに愛媛県の平均収入と貯蓄に関するデータをみていこう。愛媛県の平均年収は555万2,000円。平均貯蓄額1,262万7,000円のうち、普通預金での保有額は220万円、定期預金では603万8,000円、生命保険で308万7,000円、有価証券で107万3,000円という内訳になっている。

ここから、愛媛の人たちは資産の大半が預貯金であり、株式や債券、投資信託などの割合が低いということがわかる。

一方、負債の保有率は42.9%で、その平均額は427万円。貯蓄額から負債額を引くと、純粋な資産は835万円ほどとなる。835万円という額では、確かに老後への不安を覚える人もいるのではないだろうか。

定期預金や普通預金などは、この低金利時代に金利で増えることは期待しづらい。貯蓄型の生命保険も、昔と比べると予定利率が大きく下がっている。そのため、これからは今までとは違う方法で資産形成をしていく必要があるといえる。

今からでも遅くない!誰でもできる貯蓄法

これから貯蓄をはじめるのであれば、次の3ステップを試してみよう。

◎ ステップ1 固定費の見直し

貯蓄額を増やすためには、まず家計における固定費を見直す必要がある。スマホの通信費も、キャリアから格安SIMに変えるだけでも大きな節約効果がある。地道な節約で水道光熱費を下げつつ、固定費の支払いをクレジットカードにしてポイントを貯めてもいいだろう。こうして毎月の支払いを見直し、その分を積み立てるのが第一だ。

◎ ステップ2 使うならお得に使う「ふるさと納税」

住民税と所得税を節約できる「ふるさと納税」を利用するのもひとつの手だ。年末調整までにふるさと納税を利用することで、年末調整で還付金を受け取れる可能性がある。

さらに翌年の住民税の負担も減るため、実質毎月の手取り収入が増えるだろう。ふるさと納税の返礼品としてお米や生活必需品を受け取ることで、いつもよりもお得に買い物ができてしまうというわけだ。毎月の給与から引かれる住民税が減額されたら、その分を毎月積み立てにあてるのがよいだろう。

◎ ステップ3 給与から強制的に積み立て

さらにしっかり貯蓄したいのであれば、「積立」を利用してみよう。たとえば自動貯蓄アプリ「finbee」では、毎週月曜日に1,000円貯めると設定すれば自動的に提携銀行口座から1,000円が振り替えられ、自動的に貯金がはじめられる。finbeeではこの他、クレジットカードでショッピングをした金額から端数分を貯蓄に回すおつり貯金、Appleヘルスケアアプリと連動して歩いた歩数にあわせて貯金ができる「歩数貯金」などさまざまなユニークな貯金がある。

預貯金よりも増やしたいと考える人は積立投信を活用してみるのも一案だ。積立投信は一定期間毎に一定額を積み立てて運用を行う。基準価額(投信の価額)が高い時は購入口数が少なく、低い時は購入口数が多くなるのが特徴だ。長く保有すれば買付価格が平準化される。中長期で増やしたい人には始めやすい商品のひとつかもしれない。

早く始めるのが吉 コツコツと資産を積み上げよう

各データから、愛媛のお財布事情がわかった。これからコツコツと資産を増やしたいのであれば、まずは固定費を抑え、ふるさと納税などで賢く節約するのがよいだろう。さらに資産を増やしたいのであれば、マネープランにあわせて毎月少額からできるおつり貯金や積立投信をはじめてみるのもよいだろう。時間は待ってくれない。気がついた時にもっと若い時からやっておけばよかった!と後悔しないために、今日から来る老後に向けてコツコツと資産を積み立てていくのがよいのではないだろうか。(提供:iyomemo

【関連記事 伊予銀行】
初心者必見!「時間」を味方につけて積立投資をする方法
資産運用のフォロー役 「ロボアド」ってどんなもの?
金利上乗せのメリットも!インターネットバンキングの魅力とセキュリティ対策
買うなら増税前?増税後?マイホーム購入のタイミングとは
ここだけは押さえておきたい!愛媛のインスタ映えスポット5選