リップル(XRP)はアメリカのリップル社が開発した暗号資産だ。2004年に考案され、2013年に運用が開始されたリップルは、現在時価総額ランキングがビットコイン(BTC)に次いで第2位の人気コインである(2018年11月28日付「CoinMarketCap」)。リップル社が管理する中央集権型の暗号資産であり、「ブリッジ通貨(橋渡し役)」として位置付けられている点も独特だ。

リップルは世界各国の金融機関との提携が相次いでおり、決済手段としての期待も高い。こうした将来性を見越してリップルに投資したいと考えた場合、どこで購入するとよいだろうか。

リップルを購入できる取引所一覧

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(画像=AlekseyIvanov/Shutterstock.com)

リップルは人気の高い暗号資産なので、国内の主要な暗号資産取引所で取り扱われている。以下に、リップルを購入するにあたっておすすめする取引所を紹介する。どれも暗号資産交換業者として金融庁に登録されている信頼できる取引所であり、日本円で初めてリップルを購入するのに最適だ。

GMOコイン DMM Bitcoin ビットポイント ビットバンク
現物取引手数料 無料 無料 無料 無料※2019年1月4日までのキャンペーン、通常は0.05%
入金手数料 無料(銀行振込手数料は自己負担) 無料(銀行振込手数料は自己負担) 無料(銀行振込手数料は自己負担) 無料(銀行振込手数料は自己負担)
出金手数料 無料 無料 振込手数料実費分自己負担 3万円未満で540円、3万円以上で756円
XRP送金手数料 無料(マイナー報酬は発生しない ) 取扱なし 無料 0.001BTC(マイナー報酬のみ)
XRP受金手数料 無料 取扱なし 無料 無料
レバレッジ倍率 販売所ではリップルのレバレッジ取引なし 2倍 最大25倍 最大20倍
※BitMatch取引手数料を除く

安全第一で初めてのリップルに投資する―GMOコイン

GMOコインは、GMOインターネットグループの暗号資産取引所である。グループのインターネット金融システムの実績とノウハウが背景にあるのが、GMOコイン最大の特徴だ。リップルを含む初めての暗号資産取引は、できるだけ安心・安全な環境で行いたいと考える人に最適な取引所である。

法令を遵守した顧客と当社資産の分別管理、インターネットから隔離したコールドウォレットでの暗号資産の保管、マルチシグによる厳重な暗号資産送付システムなど、投資家が安心して取引を行うことができる環境が整っている。

リップルをGMOコインで取引するもう一つのメリットは、ビットコインはもちろんのこと、リップルをはじめとしたアルトコインでも暗号資産FXでレバレッジ取引ができることだ。アルトコインのレバレッジ倍率は5倍であり、ビットコインの10倍には及ばないが、ビットコインの値動きが少ない時期にはアルトコインの取引に切り替えるなど、相場に柔軟に対応しながら利益を上げることもできる。

GMOコインでは取引所形式と販売所形式の取引を行っているが、取引所で取り扱っている暗号資産は、現物取引とレバレッジ取引のどちらもビットコインだけだ。リップルはじめ、各種アルトコインについては販売所で購入することになる。販売所の価格は相対的に高めだが取引手数料は無料となっており、手軽に売買が可能だ。

レバレッジ取引できる暗号資産は最多の19種類「DMM Bitcoin」

リップルで初めて暗号資産取引を行う人や、ビットコインに次いで2番目の暗号資産としてリップル投資を始める人にとって、レバレッジ取引できるアルトコインの種類が多いことはメリットになる。

今後暗号資産取引を続けるにあたって選択肢が多ければ、相場を見ながら暗号資産や銘柄を使い分けて、レバレッジを効かせて大きな利益を出せる可能性が増えるからだ。DMM Bitcoinでは、取扱暗号資産全12種類、銘柄全19種類でレバレッジ取引ができる。資金が少ないが大きな利益を狙いたいと考えるなら、DMM Bitcoinは検討に値する取引所と言える。

レバレッジ取引はハイリスク・ハイリターンであり、相場の下落によってロスカットの発動や投資金額以上の損失のリスクがある。DMM Bitcoinでは、こうしたリスクに対して、他の取引所では見られない「一律でレバレッジ倍率2倍」、さらに「証拠金維持率一定基準未満でのロスカット発動」によって、顧客の損失を抑える対策をとっている。投資家保護を重視した姿勢には好感が持てる。

DMM Bitcoinといえば、手数料の安さも忘れてはならない魅力の一つだ。暗号資産すべての取引手数料は無料で(※BitMatch取引手数料を除く)、暗号資産の送受金手数料もマイナー報酬を除いて無料だ。レバレッジ取引ではロスカット発動時でもロスカット手数料は発生せず、ロールオーバー時のレバレッジ手数料(建玉金額×0.04%/日)だけが発生する。日本円の入出金も銀行振込手数料だけの負担で済む。手数料をできるだけ抑えたい人には、第一の選択肢になるだろう。

さらに、DMM Bitcoinのホームページは、暗号資産の基礎知識や仕組み、歴史・将来性などカテゴリー別に分かれた「お役だちコラム」が充実している。一から学びながら暗号資産投資を始めたい暗号資産初心者にとっては心強い味方となるはずだ。

他社を圧倒する資本金44億円の信用力「ビットポイント」

ビットポイントが他の取引所と大きく異なるのは、その資本金の大きさだ。44億3,000万円にも上る資本金は、国内の暗号資産取引所随一だ。この圧倒的な資本力によって、投資家は同社に対して信頼と安心感を持って取引を行うことができる。

こうした豊富な資金力を背景に、暗号資産全種類の取引手数料は無料、暗号資産送受金手数料と日本円の入出金手数料(銀行振込手数料は自己負担)も同社負担により無料となっている。ただし、リップルを初めて受金する場合のみ、20XRPのアドレス有効化費用が発生する。

ビットポイントのセキュリティレベルの高さも安心材料の一つだ。情報セキュリティ格付けで情報・証券企業に求められる格付け「A」を取得しており、安全な環境が整っていると言える。

将来ビットコインのレバレッジ取引やFX取引を考えているならば、ビットポイントの用途別に用意されている充実した取引ツールにも注目してほしい。例えばビットポイントFX取引専用ツールの「Meta Trader4」は、世界中の金融機関750社以上で取引プラットフォームとして採用されている高機能ツールだ。売買条件に応じた自動売買が1クリックでできるツールであり、分析指標ツールも多数搭載されている。

この他にも、暗号資産の現物取引に特化したスマートフォン専用取引ツール「BITPoint Lite」や、パソコンとスマートフォンのどちらからでも暗号資産の現物取引とレバレッジ取引ができる「WEB取引ツール」など、使いやすく発注しやすいツールをダウンロードして使用することができる。

リップルの取り扱いに強い「ビットバンク」

ビットバンクとその他の主要取引所との最も大きな違いは、ビットバンクがアルトコインの取り扱い強化を前面に押し出している点だ。実際、同社が2018年11月現在で実施しているキャンペーンは、一定期間中のリップル出来高ランキング上位者にリップルをプレゼントするというものだ。こうしたリップルに特化したキャンペーンを展開している効果で、2018年4月17日にはリップル現物出来高世界第1位を記録している。

リップルの出来高急増を支えているのが、板取引で割安にリップル取引ができる体制だろう。暗号資産の売買では、必ずスプレッドと呼ばれる手数料が発生する。ビットバンクは、売買しやすいもののスプレッドの幅が広く価格も高くなりがちな販売所形式ではなく、投資家同士が直接やり取りできて割安な取引所形式を採用している。そのため、人気のリップルを割安に取引できる取引所として注目されているのだ。

ビットバンクは、リップルを指値取引したい人や、リップルをはじめとした暗号資産売買でスプレッドをできるだけ抑えたい人には見逃せない取引所だと言える。

使いやすさの面でも、ビットバンクは一考に値する。高機能で直感的に使用できるスマホアプリがリリースされていたり、100以上のテクニカル分析が使える高性能分析ツール「TradingView」を無料で視聴できたり、暗号資産初心者からベテランを対象にした暗号資産情報サイト「BTCN」を運営していることなど、投資家に役立つサービスがたくさん提供されている。

2018年11月現在、全暗号資産の取引手数料が無料になるキャンペーンを継続中であり、コストを抑えたい投資家にとっては必見の取引所だ。

はじめてのリップル投資で使いたい取引所の条件とは?

暗号資産投資を行うにあたっては、大切な資産を保全するために、暗号資産交換業者に対する絶対的な信頼とセキュリティレベルの高さは必須条件だ。

その上で、リップルを初めて購入するならば、まずはコストを抑えて取引できる取引所を選びたい。販売所形式の取引が多く、コストが高くなりがちなリップルをはじめとするアルトコインを、各種手数料などを抑えて割安に取引できるかどうかを確認すべきだろう。

さらに、リップル以外のさまざまな暗号資産や銘柄でも取引できることを選定基準に加えれば、今後の暗号資産取引の幅を広げることができるはずだ。