しょうゆメーカー伊賀越の会社概要
醤油メーカー伊賀越は、三重県の伊賀市にあり、明治6年に創業した老舗の会社です。しょうゆの他にもみそや漬物などを製造しています。
しょうゆは、ゆっくり熟成という製法で、現在の醤油やみその多くが、加熱熟成させる早造りの製法でつくられているようですが、伊賀越は、天然蔵で四季の寒暖でじっくりと、発酵、熟成させる昔ながらの天然醸造の製造を守り続けているようです。数々の表彰や、地元伊賀の学校には、給食用としてしょうゆ、みそなどを寄附しているようです。
社名の「伊賀越」は、「伊賀の郷」は古都奈良・京都に隣接しており、都の交流が深い場所だったようですが、戦国時代に、本能寺の変で徳川家康が、堺から三河へ戻る途中「伊賀越え」をした事や江戸時代、松尾芭蕉が伊賀で生まれその後江戸で俳人となり伊賀が有名になった事。日本三大仇討の一つ、荒木又衛門の伊賀越仇討も江戸時代から歌舞伎で演じられていることなどの時代背景から「伊賀越」とつけているようです。
しょうゆの消費量が減ってきている?
しょうゆは、日本食ブームにとって海外でも広がりを見せています。しかし、醤油の消費量が最近低下傾向になっているようです。理由としては、日本の食生活の欧米化や輸出していた醤油を海外拠点で生産することが増えてきたというのが要因のようです。
日本のグローバル化に伴い、世界の様々な所で醤油は知られることになりました。生産拠点が、アメリカ、中国、タイ、シンガポールなど世界のあちらこちらに作られてきています。海外での生産量も今では1975年から比べると約25倍の伸びになっています。
また、日本国内でも減少傾向にある醤油ですが、しょうゆの代わりに伸びてきているのが、だししょうゆ、ポン酢しょうゆ、つゆ、たれなどが伸びてきており、私達の食生活も変わってきていることがわかります。また、しょうゆ自身もしょうゆ加工品の原料としてしょうゆを利用することがあり、専用調味料などになったり、としょうゆも多様化してきています。ちなみにしょうゆは、うすくち醤油とこいくち醤油がありますが、こいくち醤油が国内では、一番多く出荷されています。