HV車とは?他のエコカーとの違い

HV車は、ハイブリット車とよばれて「エンジンとモーター」と2つの異なる動力源を使って走らせる車です。車種によって違いはあるもののモーターとエンジンと組み合わせる事によって、ガソリンエンジンをずっと使うのでなく、電気で動くモーターをつかう事で足れる場合は、ガソリンを使わず、必要な時にガソリンエンジンを使用するという事で、従来よりも、CO2や排気ガスを抑えることができます。

EV車やPHV車については、ガソリンステーションなどを設備が必要な事を考えると、従来の機能(ガソリンスタンド)を利用して走る事ができるHV車の方が使いやすかったり、他のエコカーより値段も低い事が今、HVが台頭してきている理由だと思います。


フォードのHVとトヨタのプリウスの違い

フォードは2012年より5台のHV車を投入しており、どれもトヨタのプリウスより燃費効率がよく、車の値段も低いといわれていますが、北米や日本でもHV車の知名度は、トヨタの「プリウス」や「アクア」の方が高く、HV車を牽引していて有利な状況だと言えます。

対するトヨタも来年「プリウス」の新モデルを出す予定という事で、競合他社と比べるとフォードが、自社の電力システム開発や、2018年の新モデルを出すという事ですが、出遅れ感は否めません。


フォードの今後の戦略

従来のエンジンで走る車から次世代のエコカーの台頭で、車の存在自体が大きく変わろうとしている転換期ですが、地球温暖化に伴うCO2や排気ガス公害で、世界中が環境問題に取り組んでいる事、アメリカでの燃費規制や競合他社との競争激化で、今ある車メーカーも生き残りが厳しくなってきています。

フォードの大衆に安い車を提供する事を掲げた創設者のヘンリー・フォード氏ですが、安くて、環境にやさしい車を提供できるようになる必要もあるようです。しばらく北米の車の状況も注視していきたいですね。

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