最近は、短いサイクルで新しいメルセデス・ベンツに乗り換える方が増えています。その背景には、リースに力を入れるメルセデス・ベンツの戦略があります。大衆車では、リース可能であることが一般的になってきましたが、これからは高級車もリースで乗る割合が高くなってくると予想され、とくに法人や自営業者には大きなメリットです。今回は、その内容をまとめました。

「残価設定型ローン」と「リース」の違いは何か

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(写真=PIXTA)

車を乗り換えるときには、一般的なローンの他に「残価設定型ローン」や「リース」などの選択肢もあります。「残価設定型ローン」とは、クレジット終了時の車の残価を設定し、その額をあらかじめ差し引いて分割で支払う方法です。残価が決定しているため、支払い終了時の相場に左右されないメリットがあります。

クレジット終了後は、「新車に買い替え」「車を返却」「顧客が車を買い取り」の3つのプランから選ぶことができます。一方の「リース」は、車を一定期間「借りる」方法です。さまざまな契約内容がありますが、一例では、リース期間中は車検代を支払うことなく、点検やオイル交換など自動車にかかる費用をリース代として1つにまとめることができます。

リースの3つのメリット!全額経費算入、メンテナンス費の抑制、キャッシュ温存……

では、メルセデス・ベンツをリースするメリットはどのようなものでしょうか?とくに法人や自営業者が高級車をリースするメリットは大きいです。具体的には、次の3つが挙げられます。

メリット1 リース料を経費として計上できる

1つ目のメリットは、法人で利用する場合、リース料を全額経費として計上できることです。減価償却費が膨らまないため、財務内容の健全化に貢献します。黒字経営にこだわる経営者にはメリットでしょう。さらに、メルセデス・ベンツが提供する「オートリース(3年プラン)」を利用するとメンテナンス費が無料になります。予想外に維持費がかかる心配もありません。

メリット2 初期費用が少なく、キャッシュを温存できる

初期費用が少ないのもリースの大きなメリットです。とくにメルセデス・ベンツのような高級車は、購入せずにリースにすれば、キャッシュをストックする大きな効果が得られます。また、リースは借り入れではないため、自営業者の場合、金融機関の借り入れ枠に影響しないのもメリットです。以上のことから、税金は発生するものの、キャッシュはストックして、リースを選択するのが賢明といえます。

メリット3 常に先進技術のメルセデス・ベンツに乗り続けられる

車は日進月歩の技術革新で、多くの車種で頻繁なモデルチェンジが行われています。ローンやキャッシュによる所有だと、大切に長く乗るという意識になりがちなので、トレンドに合わせたカーライフを送ることが難しくなるでしょう。しかし、リースであれば常に先進技術のメルセデス・ベンツに乗り続けられます。

自動運転車の普及を見据えると、リースが賢明か

リースを選択するうえで、「メリット3 常に先進技術のメルセデス・ベンツに乗り続けられる」は大きいメリットでしょう。なぜなら、近年は自動運転技術が急速に発達しているからです。もし購入の選択をすれば、すぐに古い技術の車になってしまう可能性があります。メルセデス・ベンツでも、すでに「安全運転支援システム」を搭載したモデルを発売するなど、自動運転車開発に向け、着実に前進しています。

今後は自動運転に関する法的整備が進み、路上実験も行われていることから、いずれ自動運転車が市場の中心になる可能性は大きいでしょう。そうなると、自動運転車と旧来の技術を使った車が市場に混在することになり、旧来の技術の車は急速な価値の下落が予想されます。これまで、メルセデス・ベンツのような高級車は、所有することがステータスでした。しかし、これからは所有にこだわらず、先進技術の高級車を少ない負担で維持する……そんな賢明な選択肢も増えそうです。(提供:Wealth Lounge


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