先日、政府・与党社会保障改革本部が社会保障・税一体改革素案を決定致しました。 そこには、23年度税制改正で棚上げとなっていた、相続税の改正案が織り込まれておりました。内容は下記のとおりです。

相続税
(画像=ViewFinder nilsophon / Shutterstock.com)

【現行】

■ 基礎控除
定額控除 5000万円 比例控除 1000万円×法定相続人の数

■ 保険金の非課税限度額
500万円×法定相続人の数

■ 税率
1000万円以下:10% / 3000万円以下:15% / 5000万円以下:20% / 1億円以下:30%
3億円以下:40% / 3億円超:50%

【改正案】

■ 基礎控除
定額控除:3000万円 / 比例控除:1000万円×法定相続人の数

■ 保険金の非課税限度額■ 
500万円×法定相続人※の数

※未成年者、障害者又は相続開始直前に被相続人と生計を一にしていた者に限る

■ 税率
1,000万円以下:10% / 3,000万円以下:15% / 5,000万円以下:20% / 1億円以下:30%
2億円以下:40% / 3億円以下:45% / 6億円以下:50% / 6億円超:55%
(注)上記の改正は、平成27 年1 月1日以後の相続又は遺贈により取得する財産に係る相続税について適用される。

なお、国会の動向によっては、上記内容と異なることもございますので、ご留意願います。

(提供:チェスターNEWS