楽天グループではサービスの利用や買い物をすることで楽天スーパーポイントが貯まるが、楽天証券の利用でも楽天証券ポイントや楽天スーパーポイントが貯まる。楽天証券のポイントプログラムは、貯まったポイントを買い物に使えるだけでなく、ポイントを使って投資も可能だ。

楽天証券ポイントと楽天スーパーポイントの違い

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(画像=slyellow/Shutterstock.com)

楽天証券ではサービスの利用に応じて楽天証券ポイントまたは楽天スーパーポイントのどちらかを選んで受取ることができる。

受取れるポイントはどちらかのみで、楽天証券ポイントを受取りたい場合は楽天証券ポイントコースを、楽天スーパーポイントを受取る場合は楽天スーパーポイントコースをそれぞれ選択する必要がある。ポイントコースの選択は楽天証券ウェブページログイン後に設定・変更画面のポイント設定にて可能だ。

楽天証券ポイントは楽天証券のサービスの利用に応じて付与されるポイントで、楽天スーパーポイントやJALで利用できるJMBマイルに交換できる。

一方で、楽天スーパーポイントコースの場合は楽天グループ共通の楽天スーパーポイント口座番号を登録する必要がある。楽天スーパーポイントも楽天証券ポイントと同様に楽天証券の利用に応じて付与され、楽天市場、楽天グループの各サービスやマクドナルド、出光、ミスタードーナツなどの数多くの提携店舗で利用可能で幅広い場面で利用できる。

ポイントが還元される楽天証券の取引

楽天証券のサービスを利用することで楽天証券ポイントや楽天スーパーポイントが付与されるが、具体的にポイントが付与されるのは以下のとおり。

株式取引

株式取引では1取引ごとに手数料が必要な「超割コース」を選択した場合に、手数料の1%分の楽天証券のポイントが付与される。大口優遇の条件を達成した場合には手数料の2%が付与される。

投信積立

投資信託の積立の場合は手数料の全額分のポイントが付与される。手数料が必要な投資信託がポイント付与により実質無料で積立ができる。

投資信託の残高によってもポイントが付与される。楽天銀行と楽天証券との連携サービス「マネーブリッジ」および「ハッピープログラム」に登録した場合、投資信託の残高10万円ごとに毎月4ポイントが付与される。

投信残高

楽天銀行との連携サービスを利用していない場合でも投資信託残高50万円以上を保有している人を対象に、年間最大1万2,000ポイントを獲得できるプログラムも用意されている。

その他の取引(ハッピープログラムエントリー時)

ハッピープログラムにエントリーすることで投資信託以外にも信用取引や外国株式、国債などさまざまな金融商品の取引にポイントが付与されるようになる。

ハッピープログラム利用時ポイント獲得表
対象商品 獲得ポイント
国内株式(現物・信用) 手数料100円ごとに1ポイント
外国株式 手数料100円ごとに1ポイント
投資信託 残高10万円ごとに4ポイント
個人向け国債 買付金額3万円ごとに1ポイント
楽天FX 10万通貨ごとに1ポイント
日経225先物取引(ラージ・ミニ) 手数料100円ごとに1ポイント
日経225オプション 手数料100円ごとに1ポイント

楽天証券ポイントや楽天スーパーポイントで投資もできる

貯まった楽天証券ポイントや楽天スーパーポイントは、楽天証券で投資信託の購入・積立に利用できる。ポイントで購入可能な投資信託は楽天証券が取り扱っているほぼすべての投資信託が対象となっており、幅広いラインナップから選ぶことが可能だ。

ポイントを利用しての投資信託の購入・積立は100ポイントから1ポイント単位で購入でき、少額のポイントでも投資が行える。ポイントを利用した投資の対象となる口座の種類は特定口座、一般口座、NISA口座、つみたてNISA口座。

ただし期間限定の楽天スーパーポイントや他ポイントから交換した楽天スーパーポイントなど一部のポイントについてはポイントでの投資の対象外となっているので注意したい。

ポイントで投資もできるのが楽天証券の特徴

楽天証券では楽天証券ポイントや楽天スーパーポイントを利用して投資ができるため、付与されたポイントがあまっている場合には、楽天証券でポイントを利用した投資方法も選択肢の一つとして考えてみてはいかがだろうか。

文・右田創一朗(元証券マンのフリーライター)/MONEY TIMES

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