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(画像=iStock.com/TkKurikawa)

飲食店経営の要となる集客だが、そのアプローチ方法はポイントカードやDMなど様々だ。そんななか、近年注目されているのが、「O2O(Online to Offline)」を活用した集客術だ。簡単にいうとオンラインからオフラインに顧客を誘導する集客術なのだが、そのなかでも位置情報と連動したO2Oサービスは、この4月に大手企業がサービスを開始するなど注目度が高い。そこで今回は、大手企業が提供する位置情報を利用したO2Oサービスを紹介していく。

そもそもO2Oとは?

まずはO2Oについて説明していこう。O2OとはOnline to Offlineの略で、インターネット上から実店舗へと顧客を誘導し、集客や販売に繋げることを指す。スマホアプリを使ってクーポンを配布した経験のある飲食店経営者もいるだろうが、これもO2Oを使った集客術の一つである。

オフラインへと誘導する手法は様々だが、なかでも冒頭で話した通り、ユーザーの位置情報を活用し、集客へと繋げる手法が近年注目されている。4月16日にヤフー株式会社が提供を開始した「Yahoo! チェックインポイント」をはじめ、位置情報を利用したO2Oサービスを提供する大手企業も増えつつある。実際にどんなものがあるのか紹介していこう。

大手企業が提供する位置情報を利用したO2Oサービス

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(画像=iStock.com/YakobchukOlena)

RMP - Go! Spot

楽天では、2014年から来店するだけでポイントが付与されるアプリ「楽天チェック」を展開するなど、すでにO2Oサービスを提供していた。さらに、2018年4月に新たなO2Oサービスとなる「RMP - Go! Spot」の提供をスタート。前述した「楽天チェック」とおこづかいアプリである「Super Point Screen」などを活用したO2Oマーケティングソリューションで、ユーザーの位置情報を利用した広告配信に加え、それによるオフラインでの効果(来店者数など)を測定できる。

LINE Beacon

集客の一環として「LINE@」を導入している飲食店も多いと思うが、「LINE Beacon」はユーザーの位置情報を取得し、お店の情報やクーポンなどをLINEアプリに配信するサービスだ。

すでに、飲食店で導入した企業もある。その一つが、『養老乃瀧』で知られる養老乃瀧グループだ。養老乃瀧グループでは、LINE Beaconを利用して人気スマホゲーム「モンスターストライク」とのコラボを実施(※すでに終了)。養老乃瀧グループの店舗に来店し、LINE Beaconにより通知を受信したユーザーがモンスターストライクのLINEアカウントを友だち登録することで、ドリンク無料クーポンを入手できるという仕組みだ。LINEは、スマホユーザーの多くが活用するアプリということもあり、その集客効果にも期待が高まる。

popinfo

O2Oサービス業界の大手として知られる株式会社アイリッジが提供しているのが、「popinfo」。アプリを利用しているユーザーの位置情報をGPSやBeacon、Wi-Fiなどにより検知し、プッシュ通知で情報を流すことができる。購買情報との連携や配信したクーポンの利用状況管理なども可能で、一人ひとりにあった情報を提供できるサービスとなっている。

O2Oを使った集客術のなかでも位置情報を取得し、実店舗へと誘導する手法は、ユーザーにタイミングよく情報を通知できるとあって、飲食業界でも注目度が高い。うまく使うことで、集客効果が期待できるだろう。新たな集客術の一手として、活用してみてはいかがだろうか。(提供:Foodist Media

執筆者:サトウカオル