タワーマンション(通称タワマン)は今でも高い人気があり、新築のタワマンでは多くの住戸が即日完売となっていますが、ここに来て少し異変が起こっているようです。その動きをまとめてみました。

1.タワマン人気の理由は、やはり利便性。

住宅
(画像=T.TATSU/Shutterstock.com)

タワマンは、駅に直結していたり、スーパーマーケットが隣接していたり、スポーツジムもマンション内にあったりと、利便性が魅力で一度は住んでみたいなと誰もが思いますよね。

しかし、タワマンは投資の対象にもなっていて、地方や郊外の富裕層の相続税対策として多くのマネーが流れ込みました。結果、税金の規制強化が進みつつあり、「タワマンを買っておけば大丈夫」ではなくなってきました。

2.タワマンの倍率を高めていたのは外国人

世界の不動産価格と比べて圧倒的に割安感があり、世界一と言っていいほどインフラが整い安全である東京の不動産に多くのマネーが集中しています。タワマンは簡単に投資できることから外国人から高い人気を誇り、多くの外国人がタワマンを購入しました。為替のギャップも外国人に有利に働き、その動きは今でも続いているように感じます。

3.ところが、ここにきて動きに異変が...

中国、香港、台湾、韓国などの外国人は価格高騰したタワマンを避けて、その代わりに立地の良い土地を買い、自分の好みの建物を建てるという選択をするようになってきているのです。

理由を尋ねてみると、民泊などの規制が強化され、またマンションの管理組合からも煙たがられ、自分のマンションを自由に使いづらくなった事などがあるようです。そのような背景もあり、資産価値の高い立地に割安な土地を探し、自分の好みで建てるという方が将来的に良いという判断をする外国人が増えているようです。

また、その動きは外国人ばかりではないようです。住まいとして購入した一般的な日本人ファミリーにおいても、今の高値のタイミングでタワマンを売り抜け、割安感があり住みやすい環境の世田谷や目黒の住宅に住み替えたいという動きが加速しているのです。(提供:sumuzu

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