親戚との付き合いは、嫌でもなかなか断れるものではありません。あまり顔をあわせたくない間柄でも、葬儀や法事などのたびに会う必要があります。嫌いな親戚でも対応を間違えなければ無用なトラブルは避けられるもの。今回は嫌いな親戚の3タイプを危険度別に分類した上で、その特徴と対処法についてお伝えします。
危険度小:口うるさい親戚
口うるさい親戚の特徴
なにかにつけて口うるさい親戚は、嫌いな親戚の代表格でしょう。特に多いのが次のタイプです。
・マナーや言葉遣い、しきたりなどに非常にうるさい
・とかく古い考えを押し付けがち
・お祝い事や不幸に関する贈り物(お金、モノ)にケチをつける
このタイプの方は、融通が利かないことが多く、自分の価値観でおかしいと思えば、遠慮なく口を出すでしょう。
口うるさい親戚への対処法
口うるさい親戚には、善意から礼儀やマナーを後世に伝えようとする人も多いようです。それはそれで迷惑な一面もありますが、その言動の中には大人として最低限知っておきたい貴重な情報もあります。時にはその教えのおかげで、人前でマナーを知らずに恥をかくようなことがない場合もあるでしょう。
口うるさい親戚と良い関係でありたいなら、一度は素直に受け入れてみることが大切です。それだけで相手は満足し、その後の関係がうまくいく可能性も高くなります。
危険度中:いろんなことを詮索したがる親戚
詮索したがる親戚の特徴
口うるさい親戚よりも対応に困るのが、詮索好きな親戚です。
・結婚について
・子どもの進学先について
・家計事情について
身内という気安さからか、このようなことを執拗に詮索してくる方もいます。
独身女性の場合は結婚、既婚女性だと妊娠や出産、あるいは子どもの進路などについての詮索が多いでしょう。なかにはこちらの収入や貯蓄額を探ろうとする人もいるかもしれません。
特にやっかいなのが配偶者の親戚です。うっかり対応を間違えると配偶者との関係が悪くなる恐れもあるため、慎重な対応が求められます。
詮索したがる親戚への対処法
なにかと対応に困る詮索好きな親戚ですが、対策はあります。
もっとも有効な対策は、極力詮索好きな人に近づかないことです。相手と距離を置ければ詮索される確率はぐっと減ります。極力その人には近づかない、その人が来る親戚の集まりにはいかないなどの対策を取るしかありません。
また、答えたくない質問には答えない、相手の詮索は適当に聞き流す、のらりくらりとかわすなど、とにかく相手のペースに巻き込まれないことも重要です。相手が配偶者の親族なら、血縁関係がある配偶者に対応してもらうのが最善策です。
危険度大:お金に問題のある親戚
お金に問題のある親戚の特徴
嫌いな親戚の中でも最もよくないなのが、お金に問題がある親戚です。
・返せる見込みのない借金がある
・いつもお金お金と言っている
・変に羽振りがいい
・盗み癖がある
借金やローンを組んでいる人ならどこにでもいますが、返せる見込みのない借金を繰り返しているのなら、その人との付き合いは避けたほうがよいでしょう。安易に関わると大変なことになるかもしれません。
たとえば、書類の保証人欄にうっかりサインをしてしまい、保証人や連帯保証人として多額の借金を返す羽目になる可能性もあります。その結果自分の財産を失ってしまえば、元も子もありません。
お金に問題のある親戚への対処法
このような人が親戚にいる場合は、とにかく接触を持たないことです。特に、盗みや詐欺などを行っている可能性のある人とはなるべく縁を切りましょう。
また、借金癖があるケースでは、親戚であっても毅然とした態度を取る必要があります。
頼まれても安易にお金を貸さない、借金の保証人を頼まれても断るなど、身内であっても心を鬼にしてシビアに対処しましょう。その方が本人のためにもなると考えましょう。
嫌いな親戚のタイプを見極めた対応を
嫌いな親戚にもいろいろな人がいますが、今回ご紹介した3つのタイプに当てはまる場合は慎重な対応が必要となります。特に噂好きな人やお金に問題がある人には近づかないことが一番です。
また、配偶者の親戚に問題がある場合は、できるだけ配偶者に対応してもらいましょう。仮に協力してもらえない場合は他人だからと割り切り、ドライな対応に徹することをおすすめします。
文・大岩楓/fuelle
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