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2020年は東京パラリンピック

2020年に東京で開催されるオリンピックとパラリンピックに向けて、現在東京ではより住みやすい街を作るための都市整備が行われています。良好な都市景観のための無電柱化や都市鉄道のバリアフリー対策の強化などが検討されています。特に、パラリンピックでは、世界中から障害を持った方をお迎えする立場になります。ですから、東京のバリアフリー化は必ず進めていかなければいけない問題なのです。

その他にも、ヒートアイランド現象を始めとした環境問題への取り組みや、電気自動車の普及などさまざまな設備投資が検討されています。2020年のパラリンピックに向けた設備投資について、3つの観点から注目していきます。


公共施設のバリアフリー化

2020年に向けて東京は今以上の超高齢化社会が予想されます。少子化の影響もあり、高齢者と呼ばれる人たちが増えていくのです。ましてや、2020年のパラリンピックでは、世界中から障害のある人たちを受け入れる立場になります。ですから、誰でも画使いやすく過ごしやすいバリアフリー化された環境を整備していく計画があるのです。

バリアフリー化が予定されている主な施設というのは、まず旅客施設です。駅構内の段差解消や可動式ホーム柵の設置などが検討されています。鉄道車両の入れ替えやノンステップバスの導入もバリアフリー化の1つです。特定の建物に対しても、バリアフリー化になる予定です。視覚情報や聴覚情報の設備の充実化も、2020年までに行われます。

東京パラリンピックに向けたバリアフリー化に伴う投資は8億円にもなります。このバリアフリー化が実現されると、2020年のパラリンピック以降の旅客数も伸びることが予想されるので、持続的な経済効果を期待することができます。すると、観光産業全般の雇用促進や、訪日観光客数の増加も期待することができるでしょう。