(本記事は、大嶋啓介の著書『世界一ワクワクするリーダーの教科書』きずな出版の中から一部を抜粋・編集しています)

あなたの脳は、スーパーコンピュータよりすごい

AI
(画像=Getty Images)

「可能性のない人はいない。ダメな人はいない。究極のリーダーは、部下の可能性にワクワクしている」

別の角度からも、人間にはすごい能力があるということを伝えさせてください。

僕は、さまざまなセミナーや研修や講演に参加してきたのですが、そのなかでも脳科学との出会い、西田文郎先生との出会いは衝撃的でした。

西田先生は、数々のアスリートや経営者の可能性を引き出されてきた、超一流の方です。

心理学だけでなく大脳生理学の視点から、どうすれば人間の潜在能力を引き出せるのかを研究されてきた先生で、西田先生のSBT(スーパーブレイントレーニング)を受けたアスリートは圧倒的な結果を出せるようになっていきます。

僕もその一人で、僕のメンタルトレーニングは西田先生のSBTの学びによるところが大きいです。

人間の脳には、いかに素晴らしい能力や機能があるのか。

人生で成功する人としない人の違いは何なのか。

どうすれば可能性が開花し、潜在能力が引き出されていくのか。

人間の脳は、スーパーコンピュータ以上に計り知れない力があります。

パソコンが10万台つながっても人間の脳には敵わないくらいの、ものすごい機能や能力を持っています。

人間の脳はこの100年ほどでロケットを開発したり、飛行機をつくったり、パソコンやテレビ、携帯電話、AIロボットなど、とんでもないものを開発してきました。人間の脳は不可能を可能にする力を持っています。

なかでも僕が一番驚いたのは、「東大に合格するような天才の脳と、勉強が苦手な人の脳の能力や機能は、じつはまったく変わらない」ということです。

ロケットや飛行機をつくってしまう人だけが、生まれながらに特別な脳を持っているわけではないということなんです。

ソフトバンクの孫社長のように大成功している人も、仕事がまったくうまくいっていない人も、脳の能力や機能には差がないのです。

信じられますか?

僕は正直「そんなわけないやろ」と思っていました。

生まれながらに頭が良い人は頭が良くて、ダメな人はダメなんだと思っていました。

しかし、西田先生は、

「自宅の電話番号を暗記できる脳を持っていれば、誰もが大成功する力を持っている」

と、言われています。

誰もが優秀な脳を持っている。

誰もが不可能を可能にできる脳を持っている。

誰もが3万倍の可能性を持っている。

それなのに、なぜ人生でうまくいく人といかない人がいるのでしょうか?
なぜ、夢を叶えていく人と、夢が叶わない人がいるのでしょうか?
なぜ、伸びる選手と、伸びない選手がいるのでしょうか?
なぜ、可能性が開花していく人と、可能性を開花させられない人がいるのでしょうか?

その理由については、次の項目で見ていきましょう。

うまくいく人といかない人の違いは、1つだけ

成功
(画像=Tong_stocker/Shutterstock.com)

誰もが可能性は3万倍あるのに、誰もが優秀な脳を持っているのに、なぜ人生でうまくいく人といかない人がいるのか?
なぜ、理想を現実にする人と、理想が現実にならない人がいるのか?
なぜ、夢が叶う人と叶わない人がいるのか?
なぜ、勉強でも成績が上がる人と上がらない人がいるのか?
なぜ、スポーツでも伸びる選手と伸びない選手がいるのか?
なぜ、人生を面白くできる人と、面白くできない人がいるのか?

人生でうまくいく人といかない人の決定的な違いは、ずばり......

思い込みの差

だけです。

「自分の脳で、どんな思い込みをしてきたか」なんです。

「できる」と思い込んできたのか、「できない」と思い込んできたのか。

人間の脳はものすごい力があるので、「思い込み」を実現してしまうのです。

「ダメだ」と思い込めば、ダメを実現してしまう。

「どうせやっても無理だ」と脳が思い込んでいれば、「どうせ無理だ」の結果を実現する。

誰もが優秀な脳を持っているのにダメになってしまうのは、自分のことをダメだと思い込んできたからです。

理想が現実にならないのは、理想は現実にならないと思い込んできたからです。

伸びないのは、自分が伸びないと思い込んでしまったからです。

リーダーの思い込みは、部下に影響を与えます。

リーダーが部下のことをダメなやつだ、と思い込めば部下はダメになります。

逆に、部下の可能性を伸ばしているリーダーは、部下には可能性があると「思い込んできた」から、可能性の扉が開かれるのです。

思い込みが現実をつくることを証明する、「ピグマリオン効果」というものがあります。

「ピグマリオン効果」は、教師の期待によって学習者の成績が向上することを証明したものです。実際に1964年に、サンフランシスコの小学校でおこなわれた実験があるので、概要だけご紹介します。

成績順で2つのクラスに分けました。
ひとつは、成績が優秀なクラス。
もうひとつは、成績が良くないクラス。
半年間、同じ先生が同じように授業をすると、半年後にどうなったか?
なんと成績が優秀なクラスはさらに成績が上がり、成績が良くないクラスは、さらに成績が下がってしまったのです。
しかし、じつはこの2つのクラス、成績順ではなく均等に分けられていただけでした。
先生だけに「優秀なクラス」と「成績が良くないクラス」だと思い込ませていたのです。
先生の思い込みが、現実をつくることを証明した実験でした。

このようにリーダーの思い込みで、部下を伸ばすこともダメにすることもできてしまうのです。だから、リーダーの思い込みが変われば現実も変わるのです。

僕は、この話をよくスポーツの監督に話します。

監督も悪気があるわけではないのですが、監督自身の過去の経験から、選手の能力を見極めていきます。選手の現状を見て、

「こいつは伸びる。あいつは伸びない」

「こいつはいける。あいつはダメだ」

と、思い込んでしまいます。

すると、本当にそれ以上伸びなくなるのです。

でも、選手の能力をグングン伸ばす監督は、選手の可能性を見ています。

現状がどんなにひどかったとしても、

「お前は絶対に伸びる。俺はお前の可能性が楽しみでたまらん。
お前は必ず大成する。だから、いまは自分の可能性を信じてやればいい」

そうやって、選手をその気にさせていくのです。

監督の思い込みが、現実をつくります。

監督の思い込みが変われば、結果は変わります。

あなたは、部下に対してどんな思い込みをしてきましたか?

世界一ワクワクするリーダーの教科書
大嶋 啓介(おおしま・けいすけ)

株式会社てっぺん代表取締役。日本朝礼協会理事長。人間力大學理事長。1974年1月19日(『いい空気』をつくるために)、三重県桑名市で生まれる。居酒屋から日本を元気にすることを目的に、株式会社てっぺんとNPO法人居酒屋甲子園を設立。てっぺん創業15年で100人以上の経営者を輩出する。2006年には、外食産業にもっとも影響を与えた人に贈られる外食アワードを受賞。著書に、「読者が選ぶビジネス書グランプリ2019」自己啓発部門賞受賞作『前祝いの法則』(フォレスト出版、ひすいこたろう共著)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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