ビジネスマンであれば、主に仕事の時は革靴を履くのでしょう。革靴を選ぶ時は、履きやすさやデザインなど、いくつか重視するポイントがあるかもしれません。ところで、実は、革靴の中でも、よりフォーマルなものと、カジュアルなものがあることをご存知でしょうか。通常のビジネスシーンから冠婚葬祭などの格式の高い場まで、それぞれのシーンにふさわしい靴があるのです。今回は、フォーマル度を基準として、4種類の革靴を紹介します。

革靴にも種類がある?

オンタイム,革靴選び
(画像=Tymonko Galyna/Shutterstock.com)

一言で革靴といっても、その種類は膨大にあります。

よく知られているのは、靴の製法による分類です。靴底とアッパー部分を直接縫いつけるマッケイ製法と、コバと靴底、アッパー部分をそれぞれ縫い付けるグッドイヤーウェルト製法がよく知られています。

そのほかにも、実は、フォーマルかカジュアルかで、靴というのは分けられています。例えば、靴の紐を通す部分を羽根といいますが、こちらが外側で縫い付けられていると外羽根、内側で縫い付けられていると内羽根になります。一般的には、内羽根の方がよりフォーマルだと言われています。

フォーマルな靴かそうでないかを知っておくことは非常に重要です。結婚式などのフォーマルな場で、靴がカジュアルであれば、ちぐはぐな印象を与えてしまうかもしれません。そういう意味で、革靴に関する正しい知識をつけるのは、非常に重要だと言えるでしょう。

それぞれ1足は持っておきたい、フォーマルシーンで使えるビジネスシューズは?

では、どういったシーンでどういった靴を選べばよいのか、具体的に解説します。

内羽根プレーントゥ

最も革靴でフォーマルなのは、オペラパンプスです。オペラパンプスはタキシードに合わせる、最も格式高い靴ですが、ビジネスのシーンでは使えないでしょう。そこで、持っておきたいのが、内羽根のプレーントゥなのです。

プレーントゥとは、靴のつま先の部分に、何も装飾が施されていない靴のことを意味します。プレーントゥはタキシードに合わせることも許されますし、結婚式などでも問題がない靴です。冠婚葬祭に使えるという点で、一足は持っておきたい靴になりますね。

内羽根ストレートチップ

内羽根プレーントゥ同様、フォーマルなシーンで使えるのは、内羽根のストレートチップになります。ストレートチップとは、靴のつま先の部分で、まっすぐに切り替えがされている靴になります。こちらもフォーマルシーンで使うことはできますが、プレーントゥに比べるとフォーマル度は低くなります。

内羽根パンチドキャップトゥ

パンチドキャップトゥは、ストレートチップに近い形ですが、切り替えの部分にパンチングの装飾が入った靴になります。上2つに比べると、装飾がある分カジュアル度は高くなります。とはいえ、ビジネスシーンでは問題なく使えますし、最近は結婚式などで履いても特に問題はないようです。

ローファーはフォーマルシーンではNG?

紐を結ぶことなく履けるということで、人気があるローファーですが、実は革靴の中ではとてもカジュアルな部類に入ります。基本的に、フォーマルな革靴というのは、「紐靴で、色は黒、レザーはカーフかエナメル」が基本です。現在ではビジネスシーンでも使われることが多いですが、フォーマルな場では履かないほうがよいでしょう。バックルで留めるモンクストラップも同様に、カジュアルな靴にカテゴライズされます。

冠婚葬祭でも使えるフォーマルなシューズは、ワードローブとして持っておきたい。

革靴とひとことでいっても、フォーマルなものからカジュアルなものまでいろいろな種類があり、かつ、フォーマルで使える革靴というのは限られています。年を重ねると、フォーマルな場への出席というのは必然的に増えるもの。フォーマルな3タイプの革靴は、ぜひ揃えておきたいですね。(提供:JPRIME


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