有名とは言えない大学から、一流企業に教え子を次々送り込む凄腕教授が伝授!
社員のモチベーションを上げることは、企業、とりわけ管理職にとって大きな課題です。有名とは言えない小規模大学から、名だたる一流企業に教え子を多数送り込んできた教授が、相手のモチベーションを上げてパフォーマンスを最大化するヒントを大公開!ゴールが見えないと前に進みづらいものですが、ゴールと道筋をはっきりと示すことで迷いなく進むことができます。
監修者名+プロフィール
篠崎雅春 氏
東京未来大学 モチベーション行動科学部 教授
慶應義塾大学法学部、慶應義塾大学大学院経営管理研究科卒業。凸版印刷消費行動研究室、たくぎん総合研究所経営コンサルティング部、道都(現・星槎道都)大学経営学部教授を経て、2012年より現職。商品開発や地域活性化など、企業や行政を巻き込んだ学生プロジェクトを多数手掛ける。
慶應義塾大学法学部、慶應義塾大学大学院経営管理研究科卒業。凸版印刷消費行動研究室、たくぎん総合研究所経営コンサルティング部、道都(現・星槎道都)大学経営学部教授を経て、2012年より現職。商品開発や地域活性化など、企業や行政を巻き込んだ学生プロジェクトを多数手掛ける。
あえて現実を見せ、別の道筋を提示
マラソンでも山登りでも、人はゴールが見えないとなかなか前に進みづらいものです。でも、ゴールが見えれば、そこを目指して突き進めます。
「私は現在、国内初で唯一の『モチベーション行動科学部』という学部で教えています。モチベーション行動科学とは、行動に影響を与えるモチベーションの重要性に着目した心理学の理論です」と篠崎雅春教授。
「といっても、私は心理学の専門家ではなく、経営学、マーケティング戦略の観点からこの理論を教育やビジネスなど現場での実践につなげる部分を担当しています。企業経営や人材戦略の分野でもこの要素は注目されており、研究が進められています。
今回紹介するOくんはこの学部の卒業生で、働きながら社会心理学の研究を続け、研究職を目指しています。その進路を決める際、私はあえて厳しい現実を見せ、ゴールに近づく別ルートを示すことで、リスク回避を図りました」