老後不安の解消やキャリアアップのために「副業をしたい」と考える会社員は増加傾向です。転職サイトエン・ジャパンが2019年に行った「副業実態調査」によると約41%の人が副業を希望しています。つまり約2.5人に1人が副業を望んでいるのです。そこで今回は副業に興味を持つ会社員が安定的に長く副業を続けるためのコツを紹介します。
片手間ではなく本気で取り組む
この「本気度」を副業の成功要因に挙げる経験者は多いようです。副業では会社組織に頼れない分、本業で稼ぐのと同等もしくは、それ以上に大変な場面に出くわす可能性があります。「副業」という言葉の響きから「スキマ時間を利用して手軽に稼ぐ」というイメージを持ちやすいですが、あくまでも「本気で稼ぐ」気持ちが大切です。
単純ワークでない限り、副業といっても雇い主や発注先からすれば、その分野のプロフェッショナルに仕事を依頼していることになります。あくまでも片手間ではなく本気で副業に取り組みましょう。
とはいえ、本業に支障をきたしてしまうほど副業へのめり込んでしまうのでは本末転倒です。副業といっても自分が全責任をもって取り組んでいく必要があるため片手間ではなく本気で取り組むことが成功へとつながるでしょう。
目的を明確にする
副業の目的は人それぞれです。例えば「今の生活費や老後の蓄えのため」「転職やキャリアアップのため」など自分自身の目標を明確にしておきましょう。副業をはじめる時点で目的が明確だとモチベーションを維持できたり大変な局面でも心が折れにくくなったりすることが期待できるでしょう。
また、目的が明確だとそのとき取り組んでいる副業を続けるべきかの判断もしやすくなります。仮に、生活費のために副業をしているのであれば、「時間給で考えると効率が悪い。他の副業に切り替えるべきだ」といった具合に方向性を整理しやすくなります。
副業はなんとなくはじめてしまう人もいるかもしれません。しかし長期的に安定した収入を目指すには本業同様に「どうして副業を行うのか」について目的を掘り下げたり明確にしたりしておくことが重要です。
ゾーンに入れる場所を見つける
最近では、PCやスマホを活用して稼ぐ「在宅系の副業」を選ぶ会社員も増えています。しかし実際にやってみると「オフィスと雰囲気が違うので集中できない」といったケースも少なくありません。特に家族と同居している人や子どもがいる人は深刻な問題です。効率的に稼ぐには「そこに行きさえすればゾーンに入りやすい場所」を早めに見つける必要があります。
さまざまな場所を利用してみて自分にとって相性のよい場所を見つけみましょう。カフェやコワーキングスペース、図書館などが考えられるでしょう。
時間をつくる
副業をはじめてみたものの挫折してしまったケースでは、「時間が足りない」という理由も多いようです。また時間が足りずになかなか副業をはじめられないこともあるでしょう。
副業の時間をつくる具体的な方法としては、例えば以下のように工夫してみることもできるでしょう。
・時短家電の購入(掃除機ロボット、洗濯機乾燥機、食器洗い乾燥機など)
・通勤時間中の最大活用(スマホでの情報収集、オーディオブックなど)
・飲み会などのイベントの参加頻度を減らす
・本業の効率化 など
本業に影響を与えない
安定した本業あっての副業です。その意味で会社員の副業で最も大切なのは、「本業に影響を与えないこと」でしょう。そのためには、最小限の負担で最大のリターンを得る仕組みづくりが大切です。合わせて、月に何日または何時間まで副業にあてるといった上限を設けることも大事です。
効率的にリターン生む代表的な方法はとして、一般的には「ほったらかし投資」といわれる投資信託や不動産投資などが注目されているようです。「会社員と本当に相性のよい副業は何か」についてまずは情報収集からはじめてみてはいかがでしょうか。(提供:Incomepress )
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