大きく下落した3月とは打って変わり、4月の米国株は大幅に上昇しました。

29日朝発表された2020年1~3月期の米国内総生産(GDP)は前期比年率で4.8%減と6年ぶりのマイナス成長となり、米議会予算局(CBO)による20年4~6月期の米経済成長率も年率換算で約40%のマイナスと予測されるなど、米景気後退入りは避けられない見通しです。

こうした中で、新型コロナウイルスまん延による事業環境の変化が、影響を受けにくいとの見方からアルファベットをはじめとする「GAFA」やマイクロソフトといった大型ハイテク株に資金が集まりやすくなっています。

ゴールドマン・サックスによると、S&P500種株価指数の時価総額に占めるマイクロソフト、アップル、アマゾン・ドット・コム、アルファベット、フェイスブックの5銘柄の割合は23日時点で20%まで上昇。上位5銘柄の割合は1980年以降の平均(14%)を大きく上回るそうです。

実際、私の保有株でもある各社の4月の株価上昇率(4/29時点)は、FBが28%、AMZN24%、AAPL15%、GOOGLとMSFTが16%程度と大きなものとなりました。

一方で、石油株(厳密には総合エネルギー株と言った方が適当でしょうが)も4月はIT株に負けず劣らずに上昇しました。

・シェブロン(CVX)34.76%
・エクソンモービル(XOM)28.02%
・ロイヤル・ダッチ・シェル(RDS.B)12.68%

一番上昇率が低いRDS.Bでも市場全体並みです。

エントリー「やはり原油安の先行指標だった石油株」で、マイナスの価格をつけた原油価格をよそに、石油株が上昇していることを主に私の買値との比較でご説明しましたが、上記の通り月間を通して堅調であったことが確認できました。

マイ・米国株ポートフォリオは、整備が済んだと判断しているので、当面、大きな売買はなく配当再投資のみ予定していますが、5月以降の米国株の展開も楽しみです。

I hope you like it.

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(提供:Investing.comより)

著者:エル