ビットコインネットワークは4日、ビットコインの半減期後2度目のディフィカルティ(難易度)調整を終えた。
今回、新たなデフィカルティ値は「13,732,352,106,018」で、9.29%易化した。
半減期後、5月20日に行われた1度目の調整はビットコインのマイニング報酬が半減して以来、初めての調整となり、約6%易化した。
ビットコインネットワークは、ブロックの生成間隔を保つために約2週間ごとにマイニングの難易度を調整する。
そのため、半減期後から換算すると約15%難易度が易化した事になる。 中国の大手マイニング装置メーカー「ビットメイン」や「マイクロBT」は、5月から最新のマイニングマシンを出荷している。
両社の公式サイトによると、最新マシンの予約注文はほぼ完売しているという。
また中国では雨季の到来で、水力発電の電力料金が1キロワット時あたり0.03ドルまで下落。
この電力料金なら古いマイニングマシンでも、現在のビットコイン価格と難易度で利益を生み出すことができる。
ビットコインネットワークは、ブロックの平均的な生成間隔を10分に保つために「2016ブロック」、約2週間ごとにディフィカルティを調整している。
マイニングを行うマイナーが増えるとハッシュレートが上昇する。
生成間隔が10分未満になった場合、ビットコインネットワークは自動的に難易度を上げる。
一方、マイナーが減少した場合、ハッシュレートが低下し、ブロックの生成間隔が長くなると難易度を下げる。
「Blockchain.com」が発表したデータによると、この1週間でハッシュレートは上昇している。
5月20日〜27日までのブロックの平均生成時間は12分を超えていた。 しかし27日以降はハッシュレートの上昇により、11分以内になっていた。(提供:月刊暗号資産)