塩野義製薬が中期経営計画を発表し、「ロイヤルティー収入への依存から脱却し、ヘルスケアサービスの会社に変わる」と宣言しました。中国の保険最大手企業と資本業務提携し、ビッグデータや人工知能(AI)を活用した新たな医療サービスを創出することなどが柱です。新薬開発力の高さから高水準の収益性に定評がある塩野義製薬ですが、サービス業の領域にも踏み込む事業モデルの変革に勝算はあるのでしょうか。創業家から12年前にバトンを引き継ぎ、大胆な戦略の数々が「手代木マジック」と称される手代木功社長。次の10年を見据えた手の内を探ります。
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